Ritsu Doan Freiburg 02012025(C)Getty Images

堂安律が抜けた穴…フライブルク指揮官、大きな影響を認めつつクラブの進化に誇り「以前なら2年で移籍していただろう」

フライブルクのユリアン・シュスター監督は、フランクフルトに移籍した堂安律の退団が大きな痛手であると認めながらも、クラブの発展を強調した。ドイツ『transfermarkt.de』のインタビューで明らかにしている。

現在27歳の堂安は2022年夏にPSVからフライブルクに加入。中心選手の1人として揺るぎない地位を築き、公式戦123試合に出場して26ゴール・23アシストを記録した。この数字は彼がこれまで在籍したクラブの中で断トツに多い出場数である。そして数日前、同じブンデスリーガのフランクフルトへの移籍が発表された。

『transfermarkt.de』のインタビューで、昨夏までクラブの各カテゴリーの“連携コーチ”を務め、昨季からクリスティアン・シュトライヒ前監督の後を継いでトップチームを率いるシュスター監督は堂安についても言及。右ウインガーの移籍による影響を問われると「かなり大きいだろう」と認め、次のように語った。

「サッカー面だけでなく、人間的にも我々に非常によく合う存在だった。律は素晴らしい人格の持ち主であり、素晴らしい選手でもある。このような組み合わせは当然、自分のチームに置いておきたいものだ」

「とはいえ、我々は彼とともに充実した3年間を過ごし、その間に彼は常に成長を続けてくれた。また、このケースで重要なのは、我々がこうした選手をある程度長期間引き留められるクラブへと進化してきたという点だ。そう昔ではない頃なら、おそらく2年で移籍していただろう」

「もちろん、時には選手を売却し、その一方で補強を行わなければならない。我々はこれをチーム全体で補うつもりだし、これまでに迎えた新戦力もその一環だ」

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