フランクフルトは2日、セカンドチームに向けて元U－20日本代表MF花城琳斗の獲得を発表した。
現在19歳の花城は、JFAアカデミー福島出身の攻撃的MF。昨年1月にシュトゥットガルトのセカンドチームに加入したが、チームが昨夏にドリッテ・リーガ（3部）へ昇格して以降は、シーズン序盤の4試合の出場にとどまり、その後はベンチ外が続いていた。
そんな花城だが、元日本代表の長谷部誠氏がアシスタントコーチを務めるフランクフルトのセカンドチームに加入することが決定。クラブの下部組織でスカッドプランナーを務めるニノ・ベルントロート氏は、次のように期待を寄せている。
「リントは柔軟に起用できる攻撃的な選手で、ここ1年半は期待通りの出場機会を得られていなかった。今回の移籍により、再スタートのチャンスを得て、我々が彼に見込んでいるポテンシャルをピッチ上で発揮することができるだろう。彼が次のステップを踏めるよう、我々はあらゆるサポートをしていくつもりだ」
なお、フランクフルトを専門とする記者クリストファー・ミヒェル氏によれば、今回の獲得は長谷部氏が“プッシュした”という。ヘッセンリーガ（ドイツ5部相当）に降格したセカンドチームだが、長谷部氏にとっては、クラブで初めて日本人選手を指導する機会となる。
