ボルシア・メンヒェングラットバッハⅡの福田師王が、ゴールを奪ったフォルトゥナ・デュッセルドルフⅡとの試合を振り返った。
ボルシアMGⅡは4日、レギオナルリーガウェスト第14節でデュッセルドルフⅡと対戦。ボルシアMGⅡの福田は先発出場を飾った中、デュッセルドルフⅡの西眞之介はベンチスタートとなった。試合は前半からミスを連発したボルシアMGがビハインドを負う苦しい展開に。後半は反撃する時間を作ったが、ゲーム終盤に福田が奪ったゴールのみで追いつくところまではいけず。デュッセルドルフⅡに対し、1-3で敗れた。
チームがなかなか思うようなパフォーマンスを残せなかった中、”数字”という結果を残したのは福田だ。87分、セットプレーの流れからゴール前で混戦が生まれると、浮き球をヘディングシュート。一度はGKに阻まれたが、ルーズボールにいち早く反応してゴールに押し込んだ。これで2試合連続ゴールを奪取。今季、なかなかゴールを奪えていなかった中で、少しずつ結果が出始めている。
ただ、試合後の福田の口から聞かれたのは「悔しい」という言葉だった。特に悔いていたのがゴール後に迎えたチャンスシーン。うまくボールを引き出してシュートチャンスまで持っていったが、最後のところで相手に寄せられてゴールネットを揺らすことができなかった。
「(ゴール場面は)打った後のこぼれのところは常に意識しているので、ああいうところは決められて良かったという風には思います。ただ、終盤にもう一回チャンスがあったんですけど、そこで体を入れて前にタッチすれば相手から触られない。そういうところは課題ですし、いつも言っている通りフィジカルは常に自分にとって課題だと思っています」
試合を通しても動き出しは明らかに良かった。だが、チャンスシーンで仲間からなかなかパスが出てこず、フラストレーションが溜まる試合だったことも間違いない。
それでも、福田は「この選手は打つんだな、こういう考え方なんだなと捉えて切り替えている」と心持ちを明かし、その上でチャンスが来る瞬間を待ち続けていると口にした。
「やはり結果が全てだと思うので、点を取り続けること。あとはボールが来なくても最後まで動き続けて、こぼれ球を狙うことを常に諦めないでやっていきたいです」
2試合連続ゴールで「少しずつ自信が付いてきている」と語った福田。ここからどれだけゴールを量産できるか注目だ。
