レアル・ソシエダは21日、「PEACE STADIUM Connected by SoftBank」でV・ファーレン長崎と対戦した。
昨季終了後に長年チームを率いたイマノル・アルグアシル前監督が退任、セルジオ・フランシスコ監督が就任したソシエダ。チームの中心だったマルティン・スビメンディが退団するなどチームに大きな動きがあった中で14日にはプレシーズンをスタートさせると、今夏も来日。21日には長崎と対戦している。
14日のプレシーズン始動ではなく日本でチームに合流した日本代表MF久保建英がベンチスタートとなった中、ソシエダはダイヤモンド型の4-4-2でスタート。序盤からボールを握ってチャンスを伺う一方で、長崎はソリッドな守備からカウンターを狙う展開に。ソシエダは10分、ブライス・メンデスの直接FKが枠の右へ外れる。一方の長崎は12分にはCKから、17分にはマテウス・ジェズスがチャンスを作った。
飲水タイムを挟んだ後は長崎が相手ボックス付近に侵入するシーンを増やし、ソシエダはなかなかビルドアップがうまくいかないシーンも。前半はこのままスコアレスで終了する。
ソシエダは後半頭から選手を複数入れ替え。久保建英もピッチに登場した。すると、50分には早速右サイドでのドリブルからチャンスメイク。前半やや停滞していた攻撃を活性化させる。一方の長崎は、64分に複数選手を入れ替えている。
やや試合を優勢に進め始めたソシエダだったが、コンディションも考慮してか71分に久保が交代に。長崎はその直後、マテウス・ジェズスが際どいシュートを放つと、78分にも笠柳翼がカットインから惜しいシュートを放っている。
すると79分、長崎が先制に成功する。左サイドから再び笠柳翼がカットインすると、次々にDFをかわして何度もタイミングを外しながらシュート。相手に当たったボールはGKも止められず、ネットを揺らしている。
リードした長崎はその後も主導権を握ってチャンスを作る。ソシエダは押され気味のままなかなか攻撃の糸口を掴めず、試合はこのまま終了。長崎がソシエダを1-0で下した。


