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レアル・ソシエダ、ソレール&ヤンヘル・エレーラを獲得して今夏の市場を終える…移籍が噂された久保建英は結局残留

レアル・ソシエダは移籍市場最終日となる9月1日、パリ・サンジェルマンからスペイン人MFカルロス・ソレール(28)、ジローナからベネズエラ人MFヤンヘル・エレーラ(27)を獲得して今夏の補強を終了した。一方、放出ではスリナム人MFシェラルド・ベッカー(30)がオサスナ、マリ人DFハマリ・トラオレ(33)がパリFCに移籍している。

ソシエダはパリ・サンジェルマンに600〜800万ユーロ(約10〜14億円)を支払い、ソレールの保有権50%を取得。以前から興味を持ち続けていたスペイン人MFと5年契約を結んでいる。またヤンヘル・エレーラについては、1100万ユーロ(約19億円)+インセンティブ100万ユーロ(1億7000万円)という条件でジローナとの交渉を合意に漕ぎつけ、2030年までの契約にサインを交わした。

ソレールは下部組織から過ごしたバレンシアでラ・リーガを代表する攻撃的MFとして活躍。2022年にPSGに移籍したが、同クラブでは出場機会を得られていなかった。スペイン復帰で、かつての輝きを取り戻せるかに注目が集まる。またヤンヘル・エレーラは、2シーズン前にラ・リーガ優勝を争ったジローナの中心選手の一人だ。チームがボールを奪われた際には、即座にそれを取り返すためのインテリジェンスある動きを見せ、なおかつ鋭い飛び出しなど攻撃面でも存在感を発揮する。

8月まではリヨンからDFドウイェ・チャレタ=カー、ウルブスからMFゴンサロ・ゲデスと、わずか2選手を獲得するだけだったソシエダだが、市場最終日の9月1日にMF2人を補強してサポーターの期待を膨らませている。その一方で放出については、セルヒオ・フランシスコ監督が戦力外としていたシェラルド・ベッカーがオサスナへと移籍し、ハマリ・トラオレがパリFCに加わることになった。また、ベッカーと同様に放出候補とされていたFWウマル・サディクは、昨季後半戦のレンタル先であるバレンシアが獲得オファーを提示していたものの、ソシエダがこれを拒絶。バスクのクラブにとどまることになった。

そして日本代表MF久保建英についても、市場最終日には移籍に関する報道は何もなく、ソシエダに留まることが決定している。

久保については、欧州ではほとんど見向きもされない信ぴょう性が極めて低いクリックベイト系サイトで、昨季のシーズン中にレアル・マドリー、バルセロナ、今夏の市場が開いた際にはトッテナム、バイエルン・ミュンヘン、ミラン、パリ・サンジェルマンからの興味がまことしやかに伝えられていた。しっかりと取材をしているとされる信ぴょう性の高いメディア・ジャーナリストが報じた移籍先候補(久保獲得に興味を持っているクラブ)は、エヴァートン、ナポリ、アトレティコ・マドリーの3クラブだった。

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