Takefusa KuboGetty Images

レアル・ソシエダ、オサスナを2発撃破で国王杯ベスト4進出!久保建英は81分まで出場…控えめなプレーに終始

レアル・ソシエダは6日にコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準々決勝、本拠地レアレ・アレナでのオサスナ戦に臨み、2-0の勝利でベスト4進出を果たした。日本代表MF久保建英は先発出場で、81分までプレーしている。

2019-20シーズン以来通算3度目のコパ優勝を狙うソシエダ。ベスト8の対戦相手は2日のラ・リーガ22節で対戦したばかりで、ここ3試合すべて敗れている苦手オサスナである。イマノル監督は中盤に右からブライス、スビメンディ、パブロ・マリン、前線に久保、オヤルサバル、バレネチェアを並べた。

前半立ち上がりは、オサスナがペースを握って試合を進める。久保のマジョルカ時代の恩師ビセンテ・モレノ監督が率いるチームは、前線からの積極的なプレスでソシエダの自由を奪い、ゴールに迫っていった。

だが優勢な方が点を決めるわけではないのが、フットボールの不条理であり、面白さである。21分、ソシエダが個の力を生かした攻撃で先制。レミーロのロングフィードから久保が空中戦を迫り合い、落ちてきたボールをバレネチェアがダイレクトで前方のオヤルサバルに送る。ペナルティーエリア内右に侵入したオヤルサバルは、後方から走り込んでくるバレネチェアにパスを返し、背番号7が巧みなトラップ&フェイントから左足のシュートを決め切っている。

先制したソシエダは、31分にリードを広げた。GKセルヒオ・エレーラのパス精度が狂い、イケル・ムニョスがスライディングをして拾おうとしたボールがオヤルサバルの足元に。ペナルティーエリア内でオヤルサバルの横パスをフリーで受けたブライスが、左足のシュートでネットを揺らしている。

さらに34分には、ブライスと空中戦を競り合おうとしたカテナが、格闘技のように右足を振り上げてブライスの背中に足裏のキックを見舞ってしまう。メレーロ・ロペス主審はオンフィールドレビューの後、カテナを一発退場としてソシエダは数的にも優位に。この試合は2得点および退場劇のたった3プレーで、行方が決まってしまった。

11人で10人のオサスナを攻め立てるソシエダは、アディショナルタイムに速攻から久保がゴールを狙う。ペナルティーエリア内右に入り込んだ久保は右足で対角線上にシュートを放ったが、これは枠の左に外れてしまった。前半は2-0で終了を迎えた。

後半、ソシエダは久保のドリブルなどを起点に数的不利のオサスナを切り崩そうと試みる。イマノル監督はラ・リーガ次節エスパニョール戦を見据えて選手交代を敢行し、55分にオヤルサバル、バレネチェアを下げてセルヒオ・ゴメスやオスカールソンを投入。また58分には負傷したスベルディアとの交代でアランブルを入れている。

イマノル監督はさらに81分、久保との交代でベッカーもピッチに立たせる。久保は攻撃の中心ではあったものの、今日はそこまでの違いをつくれたわけではなく、控えめなプレーに終始した。ソシエダは結局3点目までは決められず、しかしオサスナの意地の攻撃も跳ね返し続けて、2点リードのまま試合終了のホイッスルを聞いた。オサスナにリベンジを果たし、アトレティコ・マドリー、レアル・マドリーに続きコパ準決勝に進出している。

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