13日のスペイン国王杯(コパ・デル・レイ)ベスト16、レアル・ソシエダは本拠地アノエタでのオサスナ戦に臨み、120分間を2-2で終えてPK戦4-3で次戦進出を果たした。日本代表MF久保建英は先発フル出場を果たしている。
前試合ヘタフェ戦(○2-1)で、マタラッツォ監督体制2試合目にして初勝利を飾ったソシエダ。実践するフットボールの質も久保も存在感も上がっており、このままコパでも勝ち進んでいきたいところだ。
オサスナがベンチメンバーを多数スタメンに含めた一方で、マタラッツォ監督は久保ら主力選手たちを先発で起用。前半はチーム力で上回るソシエダが攻勢を仕掛けて、久保も右サイドから違いを生み出していく。しかし内容に反して、オサスナが少ないチャンスからスコアを動かしていった。
オサスナはまず3分、ペナルティーエリア手前にこぼれたボールからモンカジョラがボレーシュートを放ち、先制点を記録。また16分に迎えたCKからは、ボールをクリアしようとしたオヤルサバルのオウンゴールを誘発している。
2点ビハインドを負ったソシエダは勢いを強めるものの、なかなか決定機を手にできない。前半ATには、久保の右CKにニアサイドのスチッチが頭で合わせて後方に送り、チャレタ=ツァルが押し込もうとしたが、わずかに届かず。直後にはソレールがミドルシュートを打つも、枠を捉えることはできなかった。試合は0-1で折り返しを迎える。
後半もソシエダがオサスナの堅守を破ろうと苦心する展開。その中で久保は右サイドでボールを集めて、攻撃の中心となる。
久保は51分、ペナルティーエリア内右に侵入して、飛び込んだソレールにあとは押し込むだけという横パスを出す。だがソレールはシュートではなくトラップを選択して、フィニッシュまで持ち込めなかった。久保はさらに52分、今度は自らカットインしてシュートを放つも、これは枠を外れている。
焦りを募らせるソシエダは、75分についに1点を返すことに成功。途中出場のトゥリエンテスがペナルティーエリア手前から強烈なミドルシュートを放ち、GKアイトール・フェルナンデスを破っている。
1点差に迫ったソシエダは、サポーターの応援に背中を押されながら攻め続け、後半AT3分にその執念を実らせた。久保が送ったクロスからペナルティーエリア内は混戦となり、スベルディアが右足のシュートでネットを揺らした。後半は2-2で終了し、試合は延長戦に突入している。
延長線前半、オサスナは102分にブディミルがバー直撃のヘディングシュートを放ち、ソシエダに冷や汗をかかせる。対するソシエダは104分、ペナルティーエリア内でオドリオソラがハビ・ガランのハンドを誘発してPKを獲得。だがキッカーのオヤルサバルが放ったシュートはコースが甘く、A・フェルナンデスにセーブされてしまった。
延長線後半、出ずっ張りの久保は流石に疲労の色を隠せない。ドリブルを仕掛けようとしても瞬発力を発揮できず、相手に倒される場面が増えた。だが、それでも115分にA・フェルナンデスの横っ飛びに阻まれる惜しいシュートを放つなど、随所に存在感を見せていた。ソシエダは久保のほか、途中出場のゲデスも効果的なプレーを見せていたが、結局逆転ゴールは奪えずPK戦に臨むことになった。
PK戦、先攻のソシエダも後攻のオサスナも1人目(それぞれオヤルサバル、ブディミル)は成功。2人目でソシエダはゲデスが決め切ったのに対して、オサスナはモンカジョラがGKマレロにシュートを止められた。3人目のソレールとトロ、4人目のセルヒオ・ゴメスとハビ・ガランはいずれも成功させたが、5人目でソシエダはザハリャンがボールを枠外に飛ばしてしまう。追いつくチャンスを得たオサスナだが、カテナのシュートはマレロが弾いて、ソシエダがリードを維持してベスト8進出を決めている。
なおソシエダの次戦は、18日に行われるラ・リーガ第19節バルセロナ戦。ヘタフェ戦に続いてフル出場を果たした久保をはじめ、選手たちの疲労が心配されるところだ。
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