real sociedad sevillaGetty Images

PSG戦見据えて久保建英を温存したレアル・ソシエダ、セビージャに2-3敗戦…不調から抜け出せずEL出場にも黄信号灯る

2日のラ・リーガ第27節、レアル・ソシエダは敵地サンチェス・ピスフアンでのセビージャ戦を2-3で落としている。日本代表MF久保建英はアジアカップからの復帰後、7試合目にして初めてベンチスタートとなり、最後まで出場機会がなかった。

先週のミッドウィークにコパ・デル・レイ準決勝マジョルカ戦をPK戦の末に落としたソシエダ。次のミッドウィークにチャンピオンズリーグ・PSG戦を控える状況で、イマノル監督はマジョルカ戦で100分以上出場した久保をはじめ、ル・ノルマン、ブライス・メンデス、ミケル・メリーノ、オヤルサバルら主力選手たちを温存。GKレミーロ、DFアランブル、スベルディア、パチェコ、ティアニー、MFスビメンディ、ザハリャン、オラサガスティ、トゥリエンテス、FWサディク、アンドレ・シウバをスタメンとして、このセビージャ戦に臨んでいる。

ソシエダは立ち上がり、イサーク・ロメロ&エン=ネシリというセビージャの強力2トップの餌食となった。まず11分、セットプレーの流れからペナルティーエリア内のイサークがシュートを放ち、レミーロが弾いたボールをエン=ネシリが押し込んでホームチームが先制(ソシエダのここ4失点はすべてセットプレーが起点)。さらに13分にはイサークの横パスからエリア内左に入り込んだエン=ネシリが、“ラティガッソ(スペイン語で鞭による一撃の意)”と形容できる右足の強烈なシュートでレミーロの頭上を射抜き、間髪入れずに2点目を記録している。

早々に2点のビハインドを追ったソシエダは、スビメンディを中心としたビルドアップでゴールへの糸口を見つけようとするが、久保ら主力を欠いている状況ではやはり容易ではない。だが前半終了間際の48分、ロングボールからアンドレ・シウバがペナルティーエリア内に侵入すると、マークについたセルヒオ・ラモスがハンドを犯してPKを獲得。これをアンドレ・シウバ自身が決め切って、1点を返して前半を終えている。

後半、イマノル監督は60分にザハリャンをブライス・メンデスに代えて攻勢を強めようと試みるが、その5分後にまたもセットプレーの流れから失点……。セビージャはオリベルのクロスからS・ラモスがヘディングシュートを放ち、ふわりとしたボールが枠内左隅に収まっている。

イマノル監督は74分にアンドレ・シウバ、スビメンディを下げてベッカー、ウルコ・ゴンサレスを入れ、さらに84分にはティアニー、オラサガスティをハビ・ガラン、マグナセラジャに代えて交代枠を使い切った。ソシエダは終盤、サディクらがチャンスを迎えるものの決め切れず。それでもアディショナルタイム、ペナルティーエリア手前からのフリーキックをブライス・メンデスが直接決めて再び1点差に詰め寄ったが、同点までは追いつけず試合終了のホイッスルを迎えている。

公式戦ここ9試合1勝4分け4敗、ラ・リーガではここ5試合1勝2分け2敗と低調(ラ・リーガは最後に連勝してから)。勝ち点を40から伸ばせず7位に位置する同チームは、ヨーロッパリーグ出場圏の5位アスレティック・ビルバオ(勝ち点49)、5位ベティス(勝ち点42)にさらなる差をつけられる可能性がある。

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