レアル・マドリーにMFアルダ・ギュレルを貸し出す考えは一切ないようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
昨季終盤、約400分間の出場機会で6ゴールを記録し、さらにトルコ代表として参加するEURO2024でも初戦で強烈なミドルシュートを決めるなど、その類い稀なる才能を示し続けている19歳ギュレル。だが多くのスター選手を擁するレアル・マドリーでは、出場機会が限定される状況が来季も続くと予想される。
そうした状況でレアル・マドリーは、レアル・ソシエダやリヴァプールなどからギュレル獲得の打診を受けたようだが、『マルカ』曰く常に同じ返答を繰り返しているという。
「アルダ・ギュレルは残る」
『マルカ』によれば、移籍市場がまだ開いている来季序盤戦の起用方次第で、もしかしたら状況は変わる可能性はあるものの、現時点においてはレアル・マドリー、またギュレル本人もレンタルなどでの移籍の可能性を一切考慮していない様子だ。
レアル・マドリーが、たとえ多くの出場時間を与えられなくてもギュレルをとどめたい理由は、過去に修行を積ませようと選手をレンタルに出しても、うまくいかない場合が間々あったためとみられる。例えばGKアンドリー・ルニンはレガネスやバジャドリーで出場機会を得られず、MFヘイニエルはマドリーに復帰するには程遠い成果しか収められていない。
レアル・マドリーはMFジュード・ベリンガム含めて、市場を驚かせて獲得した選手たちは全員が「ほかとは異なる存在」であると確信しており、「第三者に貸し出すという悪い決断」でその才能を失うことを恐れている模様。そのためにギュレルも自クラブのバルデベバス練習場で、自分たちの手で成長させるのが最善と考えているとのことだ。
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