25日に行われるコパ・デル・レイ準々決勝で、ラ・リーガ1部チーム同士の対戦が公平性を欠いているのではないかと話題になっている。
フォーマットの変更によって、準決勝のみがホーム&アウェーで行われることになったコパ・デル・レイ。カテゴリーが違うチーム間の対戦では、下位カテゴリーのチームがホーム扱いとなるが、同カテゴリーの場合は組み合わせ抽選で先に選ばれたチームがホーム扱いとなる。
このためにレアル・マドリーは、アトレティコとのダービーを本拠地サンティアゴ・ベルナベウで戦えることになったが、そこで問題となっているのがチケットの分配だ。スペインではラ・リーガでもコパでも、ホームで戦うクラブの方がチケット数の分配を一方的に決めることができる。このためマドリーはアトレティコに334枚のチケットを配ることを決定したが、4000人が応援を希望していたアトレティコサポーターからは不満が噴出している。
またバルセロナ対レアル・ソシエダも同様の現象が起こっている。バルセロナがソシエダに配るチケットは162枚のみ。なおかつ同クラブは用意されたアウェー席以外で、アウェーチームのユニフォームや旗を掲示することを禁止しており、これもソシエダサポーターの反感を買っている。なおソシエダのイマノル・アルグアシル監督は、アウェー席以外で自分の愛するチームのユニフォームを着れないことについて、「悲し過ぎる」との感想を述べている。
「とても悲しい。悲しいよ。私が呼ばれていないところに首を突っ込むことは望まない。ただ、それは悲し過ぎるね。アウェーでユニフォームを着て、自分のチームの代表として振る舞えないのは、とても辛いことだと思う」




