レアル・ソシエダMFマルティン・スビメンディの獲得を狙うと報じられたレアル・マドリーだが、実際にそのオペレーションに着手する場合、MF久保建英が絡んでくる可能性が浮上している。
スペイン『マルカ』電子版は9日、レアル・マドリーがスビメンディの獲得に動いていることを報道。選手の関係者からアーセナル加入がまだ決定していないことを聞きつけ、今後ソシエダとコンタクトを取るなど、獲得の動きを本格化させる見込みという。
そして同日にはバレンシア州のスポーツ紙『スーペル・デポルテ』の電子版も、マドリーがスビメンディを獲得する可能性について報道。そこにはマドリーが実際に獲得に動くとして、スビメンディの移籍金(契約解除金は6000万ユーロ)を引き下げるために行うであろう、今後の戦略が記されている。
考え得る一つの目の戦略は、ソシエダのBチームでスビメンディを始動したシャビ・アロンソ監督が、同選手を説得して同クラブにプレッシャーをかけること、そしてもう一つは、選手のトレードかソシエダMF久保建英に関する権利の放棄だ。久保の前所属クラブであるレアル・マドリーは、ソシエダがこの日本人MFを売却した場合、その売却収入の50%を手にする権利を有している。その権利を放棄することによって、スビメンディの移籍金を引き下げられるかもしれない。
久保もスビメンディ同様に今夏でのソシエダ退団が噂されているが、売却収入の半分がレアル・マドリーに渡ってしまうため、ソシエダは移籍金をあまり引き下げないのではないかと噂されていた(契約解除金はスビメンディ同様6000万ユーロ)。久保が実際に退団を選択する場合、その高額な移籍金がネックとみられていたが、もしかしたらスビメンディのマドリー移籍が、突破口になるのかもしれない。まだ可能性や推測の域を出ない話しではあるが、果たして……。




