Deportivo Alaves v Real Madrid CF - LaLiga EA SportsGetty Images Sport

「レアル・マドリーはシャビ・アロンソを解任する」番記者が予想する理由は?「彼は選手に譲歩したが…」

レアル・マドリーのシャビ・アロンソ監督の将来について、『The Athletic』の番記者が分析している。

今夏からシャビ・アロンソ監督が就任し、新体制でシーズンに臨んだレアル・マドリー。開幕から公式戦7連勝と見事なスタートを切っていたが、11月頭からは成績が悪化することに。10日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節のマンチェスター・シティ戦もホームで1-2と敗れ、公式戦8試合で2勝(3分け3敗)にとどまっていた。その後はアラベス(2-1)、タラベラ(3-2)戦に連勝したものの、依然として内容面に関して批判が相次いでおり、さらに選手との軋轢も続いていると報じられるなど、指揮官の将来は不透明になっている。

そうした中で『The Athletic』のレアル・マドリー番記者マリオ・コルテガナ氏は、シャビ・アロンソ監督が厳しい重圧にさらされる理由を「レアル・マドリーは常に勝利が第一とするスタイルを築いてきたが、彼はその結果を出せていない」とし、「選手たちの連携不足も問題だ。アロンソの哲学をうまく吸収できていない。10月末のクラシコ(2-1)以降、ほぼすべての試合でクオリティとコントロールの欠如が確認できた。上層部はアロンソだけが悪いとは考えていないが、マドリーではごく僅かな例を除き、監督が責任を負わされる」と指摘。そのうえで、将来についてこう分析した。

「本当に残念だが、マドリーはアロンソを解任するだろう。マドリーにとって最も重要なのは結果であり、今のチームに状況を好転させる力があると思えない。マドリーの幹部たち、特に就任を強く支持したホセ・アンヘル・サンチェスCEOは、結果が許す限りアロンソを留任させたいと考えている。だが、それはつまり、マドリー側は解任の口実を待っているだけである」

「アロンソと選手たちが年内最後セビージャ戦や年明けのレアル・ベティス戦で時間を稼いだとしても、スーペル・コパ・デ・エスパーニャではアトレティコ・マドリー、そしてバルセロナと対戦する可能性がある。チームが力を発揮できるとは思えない。敗戦は経営陣に大きなダメージを与える。クラブは、あのクラシコを除き、ビッグゲームにおける弱さにも失望している」

さらに、「アロンソがどれだけ試行錯誤を重ねても、正しい方程式を見つけられていないのは明らかだ。11月末のオリンピアコス戦以降、アロンソは選手たちに譲歩し、求める戦術分析の量を減らしてきた。これはチーム内の緊張の要因だったからだが、状況を好転させられるとは思えない」とも指摘。年明けのスーペル・コパ・デ・エスパーニャの結果次第で解任される可能性が高いと予想している。

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