シャビ・アロンソ監督が新たに率いるレアル・マドリーは、継続して4-3-3システムを使用するようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
クラブ・ワールドカップからシャビ・アロンソ監督が指揮を執ることになるマドリー。同監督はレヴァークーゼン時代に3-4-3などの3バックシステムを駆使し、マドリーにもそれを適用する可能性が噂されたが、どうやら4-3-3を“出発点”にするようだ。
ジネディーヌ・ジダン監督やカルロ・アンチェロッティ監督らが使用してきた、近年のマドリーの基本システムと言える4-3-3。シャビ・アロンソ監督は同システムだけにこだわることはないものの、現時点ではそれを中心にプレーを構築する考えとのことだ。その理由は、クラブ首脳陣も同指揮官も、現陣容が3バックのために構成されているわけではないとの認識があるためという。加えて現在はDFエデル・ミリトン、DFアントニオ・リュディガー、DFダヴィド・アラバが負傷離脱中で、クラブ・ワールドカップ(W杯)に向けて起用可能なトップチームのセンターバックはDFラウール・アセンシオ、新加入DFディーン・ハイセンのみと明らかに人数が不足している。
なお『マルカ』によれば、マドリーはクラブW杯に連れていく下部組織のDFたちのクオリティー、またリュディガーやアラバの怪我の状態次第で、ハイセンに続くセンターバックの獲得に動く可能性があるという。プライオリティーは高くないものの、現段階でも獲得の検討はしている様子だ。
その一方でシャビ・アロンソ監督は、4-3-3を使用していくにあたって、やはり前線の選手たちの守備意識の低さについて憂慮している様子。『マルカ』曰く、「1人の守備の免除が許されるとしても3人は不可。4人は有り得ない」という考えのもと、まずはFWヴィニシウス・ジュニオールと話し合いの場を持ち、その才能あふれた攻撃的なプレーのほか、献身的にプレーすることもチームの成否を左右すると説得を試みるようだ。


