22日のクラブワールドカップ(CWC)・グループH第2節、レアル・マドリーはパチューカに3-1で勝利した。シャビ・アロンソ監督は試合後、キックオフ早々に数的不利になりながらも、勝利を収めたことに満足感を表している。
第1節アル・ヒラル戦を1-1引き分けで終えて、勝利がほしい状況だったマドリー。7分にはFWサロモン・ロンドンを後方から倒したDFラウール・アセンシオが一発退場となったが、数的不利の中でMFジュード・ベリンガム、MFアルダ・ギュレル、MFフェデ・バルベルデがゴールを決め、パチューカの反撃を1点だけにとどめて勝ち点3を獲得した。
シャビ・アロンソ監督は試合後、MFの3選手がゴールを決めたことを喜んだ。
「私たちは得点力のあるMFを揃えている。あの退場の後、選手たちにはよりまとまるように、2列目からの飛び出しを狙うように指示していた。幅を取って攻めたかったし、ゴンサロやヴィニシウスが中盤の飛び出しを促してくれたね。すべてのフィニッシュが見事だったよ」
シャビ・アロンソ監督は30分のクーリングブレークで、左サイドハーフのFWヴィニシウスと1トップのFWゴンサロのポジションを交換し、チームはその直後に先制点を決めている。あのポジションの交換にはどんな意味があったのだろうか。
「私たちはプランを変更しなければいけなかった。ヴィニシウスとゴンサロを入れ換えたのは、サイドバックとともに幅を取らせるためであり、また相手のセンターバックが特定の選手だけをマークする状況を防ぎたかった。攻撃では常に3対2の状況をつくりたいんだ」
退場したラウール・アセンシオについては、同選手が判断を間違えたとの見解を示している。
「アセンシオは落胆している。あのアクションで試合も私たちのプランも変わってしまったからね。ああした状況では、ストライカーがターンをするのも失点をするのも受け入れた方がいい。1人少なくなるよりマシだよ。ああしたミスは防ぐ必要がある」
その一方で、ゴールのほか圧倒的な走力と献身性で存在感を示したバルベルデについては、リヴァプール時代の元チームメートと面影を重ねている。
「誠実に言わせてもらって、あれだけのフィジカル能力を持つ選手は、数えるほどしか目にしたことがない。そのプレーゾーンの広さ、走力、シュート力から、少しスティーブン・ジェラードを思い出すね」
「フェデリコ・バルベルデという選手がチームにいることを、あらゆる監督が望んでいるはずだ。フェデはとんでもなく魅力的だよ」




