レアル・マドリーのクラブ首脳陣は、シャビ・アロンソ監督に選手の起用法などを一任するようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
シャビ・アロンソ新監督とともにクラブワールドカップ(CWC)に臨んだレアル・マドリーは、準決勝でパリ・サンジェルマンに0-4で敗れて大会から姿を消すことになった。プレー内容でもスコアでも屈辱的な敗退だったが、マドリー首脳陣はここまでの補強およびシャビ・アロンソ監督の招へいは「必要なことだった」という思いを強くしている様子だ。
レアル・マドリー首脳陣はCWC開催中、滞在先のフロリダ州パームビーチ でシャビ・アロンソ監督の仕事ぶりを目にし、同指揮官こそ昨季不調に喘いだチームをよみがえらせるのに「適任」との結論を導いた模様。そして「決断を下していけばいい。ためらう必要はない」と、前レヴァークーゼン監督に選手の起用法などを一任する意思を伝えたとのことだ。
レアル・マドリーは常々、首脳陣がスター選手たちの起用を監督に義務付けるクラブと噂されてきた。しかし首脳陣はシャビ・アロンソ監督に対して、「少しのためらいも必要もなく、選手の名前にも関係なく」「決断を下す自由」を与えているという。
なお、PSG戦ではFWキリアン・エンバペ、FWヴィニシウス・ジュニオールの守備を中心としたチームへの貢献の低さが話題となり、レアル・マドリー首脳陣が彼らと話し合いの場を持つことが報じられた。マドリーは「参加意識がない選手は困難な状況に陥る」という警告のようなメッセージを選手たちに送っており、シャビ・アロンソ監督には起用法などに関して自由を与えると同時に、「選手たちの競争心をよみがえらせる」ことも期待しているようだ。
また『マルカ』によれば、シャビ・アロンソ監督はレアル・マドリーに対して、まだ選手が不足しているとの見解を示した模様。ベンフィカDFアルバロ・カレーラスの獲得が間近に迫っているとされるマドリーだが、同紙は「彼が最後にはならないだろう」と、指揮官の要望を受けてさらなる補強が行われることを示唆している。


