ViniciusGetty Images

レアル・マドリーファンから大ブーイングを浴びたヴィニシウス、ペレス会長らクラブ首脳陣は支えていく方針…スペイン紙報道

レアル・マドリーファンからブーイングを受けたFWヴィニシウス・ジュニオールについて、クラブ首脳陣は同選手を支援していく方針のようだ。スペイン『アス』が報じている。

レアル・マドリーは20日のラ・リーガ第17節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのセビージャ戦に2-0で勝利。だがこの試合の後半、途中交代でピッチから去ったヴィニシウスに対して、観客はブーイングを浴びせていた。ここ最近のスポーツ面の成果が乏しいことに加え、常に物議を醸す言動に疲れ切っていることが、大量の指笛につながったとみられる。

スペイン『マルカ』の読者アンケートによれば、「ヴィニシウスを売却すべき。彼のマドリーでの状況はすでに手に負えないところまできている」との意見が86%の得票率を獲得。その一方で『アス』曰く、フロレンティーノ・ペレス会長率いるクラブ首脳陣は、ヴィニシウス側に立って同選手をサポートし続けていく考えとのことだ。しかしながら、ここ数カ月間のヴィニシウスを取り巻く状況には、憂慮の念も抱いているとされる。

ペレス会長をはじめとした首脳陣とヴィニシウスは、今も円滑にコミュニケーションを取っている模様。首脳陣はブラジル人FWが態度を改め、ピッチで懸命にプレーしている姿を評価しているとのことだ。ただし、クラシコでの選手交代の際に見せたあの怒りのリアクションから、同選手への風当たりが強くなっていることは心配しているという。

ヴィニシウスは、スペイン国王杯タラベラ戦(3-2)の振る舞いも話題を呼んだ。終盤に2失点を喫した際、シャビ・アロンソ監督がナーバスかつ真剣な表情を浮かべている横で、ヴィニシウスは満面の笑みでFWエンドリッキに何かを話しかけていた。チームに対する忠誠心の欠如などが指摘された振る舞いだったが、『アス』曰く、クラブ首脳陣は何も気にしてはいない様子。またセビージャ戦のブーイングについては、戦術的判断で交代させたシャビ・アロンソ監督に敬意を払いつつも、「避けられる出来事だった」と考えているようだ。『アス』はヴィニシウスがセビージャ戦で、FWキリアン・エンバペに決定的なパスを2本を提供するなど、良質なプレーも見せていたことも記している。

ヴィニシウスはセビージャ戦でブーイングを受けた直後、『インスタグラム』のプロフィール画像をレアル・マドリーからブラジルのユニフォーム姿に変えた。クリスマスバケーションに入り、同選手はドバイに滞在しているが、クラブ首脳陣は「この休暇は全員にとって良いものになるだろう」と、気持ちを切り替えることを期待しているようだ。

なおレアル・マドリーは、ヴィニシウスと2027年まで結ぶ契約について、すでに延長することを見込んでいるという。

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