レアル・マドリーFWヴィニシウス・ジュニオールの再評価が現地スペインで進んでいる。
ピッチ内外での激情家としての振る舞いにより、賛否両論の存在となっているヴィニシウス。だが、軋轢が噂されたシャビ・アロンソ監督とも積極的に話し合っていると報じられる現在、そのプレーが改めて評価され始めている。
レアル・マドリーが公式戦4試合ぶりの勝利を収めた26日のチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第5節、アウェーでのオリンピアコス戦(4-3)でヴィニシウスが見せたプレーは称賛の的だった。この試合ではFWキリアン・エンバペが4得点を達成したが、ブラジル代表FWは右足アウトサイドキックの美しい浮き球パスから1点目を導き、さらに圧倒的な突破力を誇るドリブルから4点目もお膳立てしている。
スペイン『アス』のハビエル・シジェス副編集長も、ヴィニシウスのプレーを絶賛する一人だ。戦術に詳しいことで知られる同氏は、守備力の高さに定評があるDFフェルラン・メンディが左サイドバックとして背後をサポートすれば、ヴィニシウスが手をつけられない存在との見解を示している。
「1対1では止められない。ヴィニシウスはその技術の高さで相手サイドバックをいとも簡単に抜き去ってしまう。そしてオリンピアコス戦では、背後を見る必要もなかった。彼は自身がカバーされていると感じていたのだ」
「最高のヴィニシウスは、いつもメンディがサイドバックを務めているときに姿を現す。ヴィニと比較し得る存在はいない。そのスピード、ドリブルでどんな相手でも負かしてしまう。断言するが、ヴィニシウスはマドリーにとって問題にはなり得ない。問題になり得る選手たちはほかにいる。彼に関しては、ピッチ上の多くの問題における解決策なのだ」
なおレアル・マドリーはヴィニシウスとエンバペの共存問題が常々指摘されてきたが、今季ヴィニシウスのエンバペへのアシスト数は4回と、MFアルダ・ギュレルの7回に続く数字となっている。一緒にプレーし始めた昨季からのアシスト数は通算10回。5シーズン一緒にプレーした“師匠”FWカリム・ベンゼマへの25アシストよりも、ペースで上回っている。


