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レアル・マドリー、契約切れでのヴィニシウス放出も辞さず。選手側の過剰な年俸要求に延長交渉が停滞…スペインメディア報道

レアル・マドリーとFWヴィニシウス・ジュニオールの契約延長交渉が停滞しているようだ。スペイン『アス』がレポートしている。

2023-24シーズンのラ・リーガ&チャンピオンズリーグ(CL)優勝に大きく貢献したヴィニシウスとレアル・マドリーは、その成功をベースとして契約延長交渉を進めてきたとされる。契約期間を2027年から2030年まで延長し、年俸はグロスで2000万ユーロ(約34億円)+出来高になる……といったことが話されていたそうだ。

だがしかし、昨年10月にヴィニシウスがバロンドール受賞を逃したあたりから、風向きが変わった模様。ヴィニシウスは2024-25シーズン後半戦、ラ・リーガ19試合で3ゴール、チャンピオンズリーグ6試合で1ゴール、同じくクラブ・ワールドカップ6試合で1ゴールしか決めておらず、もう半年以上にわたって低調なプレーを続けている。

ヴィニシウスの低迷と時を同じくして、契約延長交渉も難航し始めたという。スペインのラジオ局『カデナ・セール』の有名番組“エル・ラルゲーロ”、またテレビ局『メガ』の番組“エル・チリンギート”によれば、ヴィニシウス側が以前の話し合いで合意していた以上の年俸を求めるようになり、レアル・マドリーがこの要求を拒絶したとのことだ。

ヴィニシウス側はCL優勝に2回貢献するなどした功績から、2000万ユーロを上回る年俸を求めているようだが、レアル・マドリーはそうした功績を考慮に入れたオファーをすでに提示したと主張している様子。同クラブに以前に合意した以上の年俸を支払う気はなく、契約延長がこのまま結ばれず、2027年にフリーで放出することも一切恐れていないようだ。

いずれにしろ、レアル・マドリーとヴィニシウスの交渉は破談とはなっておらず、今季終了後に話し合いを再開する模様。『アス』によれば、レアル・マドリーは金銭面はもちろん今後のスポーツ面の成績など、すべてはヴィニシウスとその関係者次第と考えているようだ。

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