Vinicius Junior Real Madrid Saudi Pro League 2025AFP

レアル・マドリーとヴィニシスの契約延長交渉が停滞…クラブはエンバペを上回る年俸要求に難色か

レアル・マドリーとFWヴィニシウス・ジュニオールの契約延長交渉が停滞しているようだ。スペイン『アス』が報じている。

レアル・マドリーとヴィニシウスは2027年で切れる契約の延長を目指して、交渉に取り組んでいることが報じられていた。だが2月以降、両者の話し合いは停滞している様子だ。

『アス』曰く、レアル・マドリーはヴィニシウスの代理人フェデリコ・ペナ氏(FWエンドリッキも顧客とするブラジルで最も影響力のある代理人の一人)に対して、ヴィニシウスが求める新たな年俸額をうかがい、そしてヴィニシウスからその額を伝えられた模様。ブラジル代表FWは手取り2000万ユーロ(約35億円)、所得税負担含めて総額4000万ユーロ(約70億円)を求めたとのことだ。それから、交渉は進展していないとみられる。

手取り2000万ユーロは、ヴィニシウスの現年俸から約500万ユーロ引き上げられた額という。2022年に5年の契約延長を結んだヴィニシウスの年俸は、1000万ユーロから1800万ユーロまで段階的に上がっていき、その平均年俸は1500万ユーロだったとされる(加えてFIFA年間最優秀選手賞The Best受賞により200万ユーロのボーナスもあったようだ)。

1500万ユーロから2000万ユーロはそこまで大きな年俸アップにも思えないが、『アス』によると、レアル・マドリーには難色を示す理由があるとのこと。FWキリアン・エンバペの年俸も同じく手取り1500万ユーロで、クラブとしてはそのラインを越えることを望んでいない様子だ。ただし昨夏、PSGからフリーでマドリーに加入したエンバペは、移籍ボーナスとして4000万ユーロを受け取っており、それを5年契約で割れば1年で総額2300万ユーロを受け取っていることになるようだが……。

なおヴィニシウスは、サウジアラビアから5年で10億ユーロ(約1700億円)のオファーを受け取っていたとされるが、『アス』がコンタクトを取ったヴィニシウスに近しい人物によれば、そのオファーは「現在は存在していない」とのこと。今現在、マドリーとヴィニシウスは駆け引きなしで対等に話し合える状況のようだ。

ただしヴィニシウスの近しい人物は、こういった交渉事のペースを決めるのはレアル・マドリーであり、おそらく延長交渉が再開されるのは2026年に入ってからとの見解を示す。2027年6月に契約が切れる選手との交渉としては、少し遅いようにも見えるが、果たして結末は……。なおヴィニシウス本人には、マドリーでプレーし続ける意欲があるとのことだ。

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