Real Madrid CF v Villarreal CF  - La Liga EA SportsGetty Images Sport

ベルナベウに響き渡る「ヴィニシウスにバロンドールを!」レアル・マドリーが絶好調ヴィニ&バルベルデのミドル砲2発でビジャレアル撃破

5日のラ・リーガ第9節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのビジャレアル戦を2-0で制した。

先週のミッドウィーク、チャンピオンズリーグのリール戦で公式戦37試合ぶりの敗北を喫したレアル・マドリー。プレーの質の乏しさから危機的状況さえ騒がれる状況で、ラ・リーガ3位のビジャレアルをベルナベウに迎えた。
アンチェロッティ監督はGKルニン、DFカルバハル、チュアメニ、リュディガー、メンディ、MFモドリッチ、バルベルデ、カマヴィンガ、ベリンガム、FWエンバペ、ヴィニシウスを先発で起用し(ロドリゴは2試合連続でベンチに)、今季基本システムとしてきた4-3-3ではなく、4-4-2を使用している。

引退したクロースが125日ぶりにベルナベウに戻り、客席から見守っているこの試合で、レアル・マドリーは14分に先制点を獲得。決めたのはクロースの背番号8の後継者、バルベルデだった。

右CKの場面で、キッカーのモドリッチがペナルティーエリア手前にマイナスのパスを送ると、そこで待ち構えていたウルグアイ代表FWが右足を一閃。バルベルデの因縁の相手バエナの足に当たってコースが変わったボールは、凄まじい威力を保ったまま枠内左に突き刺さった。決まった瞬間、バルベルデは爆発的な喜びようを見せていた。

先制したレアル・マドリーはその後、ヴィニシウスが躍動。左サイドから凄まじいキレのドリブルで何度となくビジャレアルDF陣を切り裂き、2列目から飛び出すベリンガムや、1トップのエンバペのフィニッシュを導いていった。対してビジャレアルも前半の終わりにペペやバリーがチャンスを迎えるなど、同点ゴールを予感させている。

1-0で迎えた後半は、どちらもボールを保持すれば相手陣地で攻撃を展開するが、ほぼチャンスが生まれない静かな展開。レアル・マドリーはやはり、ヴィニシウスとエンバペの相性が悪い……。とりわけエンバペは左サイドのレーンを使ってドリブルやシュートを仕掛けても、この日絶好調のヴィニシウスほど可能性を感じさせず、連係もチグハグだった。

アンチェロッティ監督は70分にカマヴィンガ、エンバペを下げてミリトン、ロドリゴを投入。そして3分後、追加点が生まれた。決めたのは、やはりと言うべきかヴィニシウスだった。ペナルティーエリア手前でボールを持ったヴィニシウスは、右足で凄まじく振りの速いシュート。強烈なスピードのボールが、そのまま枠内右に収まっている。ベルナベウは「ヴィニシウス 、バロン・デ・オロ(バロンドール)!」とのチャントを歌い、ヴィニシウスは拍手でそれに応じていた。

アンチェロッティ監督は78分にそのヴィニシウスをギュレル、90分にモドリッチをルーカス・バスケスと交代させる。終盤はビジャレアルがボールを保持し続けてゴールを狙ったものの、レアル・マドリーが集中した守備で無失点を維持し続けた。しかしアディショナルタイムにアクシデントが……。カルバハルが相手選手との接触で右足を痛め、叫び声を上げながらその場に倒れ込んだ。背番号2は担架で、観客の拍手を浴びながらピッチから運ばれている。

試合はそのままレアル・マドリーの2点リードで終了。マドリーは勝ち点を21として、暫定ながら翌日にアラベス戦を迎えるバルセロナと並んでいる。

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