20日のラ・リーガ第32節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのアスレティック・ビルバオ戦に1-0で勝利した。この試合の決勝点を決めたMFフェデ・バルベルデは、それが練習の成果であることを強調している。
アスレティックの堅守を崩せず、スコアレスのまま後半アディショナルタイムを迎えたマドリーだが、そこでバルベルデが超絶ゴラッソを決めた。ペナルティーエリア内右でボールを受けた背番号8は、トラップ後にバウンドしたボールを、その長い右足を横に振って叩いた。すると、しっかり高度を取った威力抜群のボールが、GKウナイ・シモンの両手の上を越えて枠の左に突き刺さっている。
“らしい”劇的勝利を収めたマドリーは、首位バルセロナとの勝ち点4差を維持して、優勝の望みをつないだ。試合後、『レアル・マドリーTV』とのインタビューに応じたバルベルデは、自身のゴラッソについて次のように振り返っている。
「あのゴールについてはあんまり考えなかった。考え過ぎれば迷いが生まれる。だから今回は何も考えずに、シュートを打ったんだ」
「今日は何度もシュートを打てた日で、大体がうまく蹴ることができた。それが自信となって、最終的に決めることができたね」
「これは努力の賜物だ。本当に誇らしく感じているよ。特にGKたちは、居残ってシュート練習に付き添ってくれた。そう、監督は僕たちにいつも、シュートを打つよう求めていたんだ。今日はうまくいったね」
バルベルデは最後まで応援し続けた観客に対して感謝も述べている。
「凄まじい試合になったね。チーム全体が見せた頑張りを幸せかつ誇らしく思っているよ。それと、観客には本当に感謝している。この前の試合(チャンピオンズリーグ・アーセナル戦)のようなことがあったにもかかわらず、彼らは最初の1分から最後まで応援してくれた」
なおバルベルデにとって今日のゴールは、今季公式戦9得点目、ラ・リーガ6得点目だった。




