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ソシエダ、セビージャに敗戦で欧州カップ出場がさらに厳しく…ベンチスタートの久保建英は78分に最後の交代枠で出場

9日のラ・リーガ第27節、レアル・ソシエダは本拠地レアレ・アレナでのセビージャ戦を0-1で落とした。日本代表MF久保建英はベンチスタートとなり、78分から出場している。

ソシエダにとってはヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦マンチェスター・ユナイテッド戦の1stレグ、2ndレグの間に臨むこの一戦。イマノル監督は久保、ブライス、スビメンディ、オヤルサバルらをベンチに置く大胆なローテーションを敢行した。中盤から前線のスタメンはMFトゥリエンテス、パブロ・マリン、FWベッカー、セルヒオ・ゴメス、オスカールソン。

前半、ソシエダは流れの中の攻撃はそこまで機能せず、セットプレーからチャンスを迎える。16分にスベルディアがヘディングで、21分にアゲルドが左足のシュートでゴールをうかがったが、いずれも枠を捉えることはできなかった。

対してセビージャは、左ウィングのエジュケを走らせるカウンターからゴールを目指したが、後半開始から2分後にその狙いが的中。トランジションからエジュケがペナルティーエリア内左に侵入し、狙い澄ました対角線上へのシュートでネットを揺らしている。

ビハインドを負ったイマノル監督は、61分に交代カードを一気に4枚切る。アランブル、オラサガスティ、トゥリエンテス、ベッカーを下げて靭帯断裂から復活したトラオレ、スビメンディ、バレネチェア、オヤルサバルをピッチに立たせた。

その後、ボールを保持して敵陣でプレーするソシエダだが、守備意識を高めるセビージャ相手にチャンスをつくることができない。イマノル監督は78分に最後の交代カードを切り、セルヒオ・ゴメスとの交代でついに久保を投入する。

久保はいつも通り右サイドでプレーし、右サイドバックのトラオレと久々にコンビを組む。だがセビージャは今季ラ・リーガ前半戦で、久保にドリブル突破からゴールを決められているチームだ。そのために警戒感は強く、日本人MFがボールを持てば絶対に2枚がつき、不用意に飛び込まず忍耐強く守り続けた。

久保は93分、自らが倒されて獲得したFKでキッカーを務め、鋭いクロスをペナルティーエリア内に送る。が、これはアゲルドの頭にわずかに合わず、枠の左に外れていった。結局、ソシエダは同点に追いつけぬまま、試合終了のホイッスルを聞いている。

バルセロナ戦(0-4)に続いて敗戦したソシエダは、勝ち点を34から伸ばせず。チャンピオンズリーグ出場圏4位アスレティック・ビルバオに勝ち点15差、ヨーロッパリーグ出場圏5位ビジャレアルに暫定で勝ち点10差、カンファレンスリーグ出場圏6位ベティスに勝ち点7差をつけられるなど、欧州カップ出場圏からどんどんと離れている。ヨーロッパリーグに優勝すればチャンピオンズリーグ出場権、コパ・デル・レイ優勝でヨーロッパリーグ出場権が獲得できるが……厳しい状況だ。

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