レアル・マドリーのブラジル代表FWロドリゴは、自身の起用法について思うところがあるようだ。
ブラジル代表やFWキリアン・エンバペが加入したレアル・マドリーでレギュラーとしてプレーするロドリゴだが、自身が前線の“便利屋”として扱われているような感覚も捨て切れない様子だ。『ESPN』とのインタビューで、次のように語っている。
「多くの場合、僕はただスペースを埋めているだけとなっているね」。『あそこに誰もいない? じゃあロドリゴを置け』『右サイドが欠けている? ロドリゴだ』『9番が足りないのか? ロドリゴで』ってね。それがすべてなんだよ。少し嫌な気持ちはするけど、僕はチームの選手なんだ」
なお上記の発言は、厳密に言えばブラジル代表での役割について問われた際に発した言葉だった。しかしレアル・マドリーでも同じような起用法が散見され、同じような思いを抱えている可能性も拭えない。
ロドリゴはその一方で、今年のバロンドールの候補30名から外れたことについても言及。発表があった日、トロフィーを掲げた写真をSNSにアップしたマドリーFWは、やはり不満を抱えていた様子だ。
「嫌な気持ちになった。自分も値すると思っていたから」
「候補に入った選手たちを過小評価するわけじゃない。だけど候補の枠は30人だったし……驚きだったよ。でも、僕にできることはほとんどない。自分が何かを決めるわけじゃないからね」
「あのSNSの投稿は、からかいの意味があった。今、もう言えることはほとんどない。全員が僕の憤りを理解している。代表チームでもレアル・マドリーでもね。皆からメッセージを受け取っているよ」


