Raul-Asencio(C)Getty Images

レアル・マドリー、セルタ戦でR・アセンシオが交代した理由は…「48時間も嘔吐と下痢に苦しんだ。彼とバルベルデ以外の選手ならプレー不可能」

4日のラ・リーガ第34節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのセルタ戦を3-2で制したレアル・マドリー。この試合ではDFラウール・アセンシオが66分にピッチを退いていたが、プレーを継続できるコンディションではなかったようだ。スペイン『アス』が報じている。

33分にMFアルダ・ギュレル、39分と48分にFWキリアン・エンバペがゴールを決めて、一時3点のリードを得ていたマドリー。しかし66分にR・アセンシオをBチームDFハコボに代えると、FWイアゴ・アスパスを投入して勢いづくセルタに押されるようになり、69分、76分と立て続けに失点。その後、同点に追いつかれる危機を幾度も迎えたマドリーだったものの、何とか1点リードを守り切っている。

R・アセンシオの交代のタイミングは多くの人々にとって不可解だったが、『アス』電子版によれば、コンディション的な問題だったようだ。曰く、同選手はこの試合の前、48時間以上にわたって嘔吐や下痢に苦しみ、睡眠もろくに取ることができなかったという。同紙電子版は「(MFフェデ・)バルベルデを除いて、そのほかの選手だったら間違いなく監督に休みを求めただろう」との見解を示している。

完全に体調を崩していたR・アセンシオだが、DFダニ・カルバハル、DFエデル・ミリトン、DFアントニオ・リュディガー、DFダヴィド・アラバ、DFフェルラン・メンディが負傷離脱中と、戦力に数えられるセンターバックがほぼいないチーム状態を考慮して、セルタ戦出場を決意した模様。カルロ・アンチェロッティ監督と話をして、力が続く限りはプレーすることを約束し、そして力が尽きたのが3-0でリードしていた60分過ぎのことだったようだ。

R・アセンシオはただ出場しただけでなく、いつも通りアグレッシブなタックルを見せて観客から喝采を受けるなど、及第点を優に超えるプレーを披露。改めて、その凄まじい精神力を見せつけた格好だ。

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