先にレアル・マドリーのトップチームでデビューしたDFラウール・アセンシオ（21）の市場価値が急上昇している。
マドリーのBチーム、レアル・マドリー・カスティージャに所属するラウール・アセンシオは、11月9日のオサスナ戦でトップチームデビュー。以降、センターバックが不足しているカルロ・アンチェロッティ監督のチームで、MFオーレリアン・チュアメニが復帰して同ポジションでプレーするまでDFアントニオ・リュディガーの相棒を務め続けた。大胆かつ的確な守備、精度の高いフィードで、一躍注目を集めた若手選手だ。
ラウール・アセンシオが放つ存在感は市場価値にも表れている。移籍専門サイト『トランスファー・マルクト』によると、同選手がトップチームデビューを果たす前の市場価値は30万ユーロだったが、たった1カ月半で750万ユーロまで跳ね上がった。750万ユーロは、マドリーのトップチーム内ではMFダニ・セバージョス、MFルカ・モドリッチ、DFルーカス・バスケス、DFヘスス・バジェホを上回り、DFダヴィド・アラバの1000万ユーロに迫る額となっている。
なおマドリーとラウール・アセンシオの契約は2026年までで、その契約解除金は5000万ユーロと欧州の他のビッグクラブでも容易には支払えない額に設定されている。だがマドリーはラウール・アセンシオをクラブの将来を担う逸材と考えており、今季の終わりに契約延長交渉を行う方針だ。