23日のラ・リーガ第25節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのジローナ戦に2-0で勝利した。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、超絶ミドルで先制点を記録したMFルカ・モドリッチを称賛している。
チャンピオンズリーグ決勝トーナメント・プレーオフのマンチェスター・シティとの死闘を終えたばかりのマドリー。その影響もあってか完全には試合に入り切れず、チャンスを決め切れない状況が続いたが、41分にモドリッチがゴラッソを決めた。
モドリッチはCKの流れからペナルティーエリア手前にこぼれてきたボールに反応。胸トラップでボールを落とすと、すかさず少年漫画のような躍動感で右足ハーフボレーを放った。威力十分のボールは、誰にも触られることがないよう外に逃げる弾道を描きながら、思い切り枠内右に飛び込んでいる。
先制したマドリーは83分にFWヴィニシウス・ジュニオールが追加点を決め、2-0の勝利。ラ・リーガ4試合ぶりの白星で、勝ち点を54として首位バルセロナに並んでいる。
試合後会見に出席したアンチェロッティ監督は、モドリッチの偉大さを強調した。
「モドリッチはフットボールに贈られたプレゼントだ。彼が望むだけプレーし続けるべきだ。そのプレーはとても素晴らしい。このチームは彼のようなレジェンドが一緒にいてくれる幸運に恵まれた。モドリッチは真面目で、クオリティーと意思の強さがある。フットボールのための贈り物だよ」
モドリッチとマドリーの契約は今季限りとなっているが、契約を延長して、40歳という年齢でプレーするクラブ史上初の選手になる可能性はあるのだろうか(モドリッチの誕生日は9月9日)。
「私はもう一人、40歳の選手を擁していた。マルディーニだよ。あるべき選手像として、両選手を比較することは可能だろう。彼らは模範的で、ファンタスティックだ。40歳に到達できるのは決して偶然じゃない。遺伝も重要だが、同様に団結心や姿勢も大切だね」
アンチェロッティ監督はまた、試合終盤にヴィニシウスが決めたゴールを大袈裟なほど喜んでいたと指摘され、次のように返している。
「試合をコントロールしながら1-0以上のスコアにできないとき、引き分けに追いつかれるのはよくあることだ。彼らはカウンターから同点のチャンスを迎えていたしね。しかし2点目が決まって、そこで試合は終わった。もう少し前にそうできただろうが、しかしチームは頑張ったよ」
「こうした日程で、シティ戦と同様の団結したプレーを繰り返すのは難しい。それでも選手たちの姿勢は好ましいものだった。シティ戦と同じレベルではなかったとはしてもね」
イタリア人指揮官は5試合連続でMFアルダ・ギュレルを起用していないが、何か理由があるのだろうか。
「状態は良い。プレーする準備はできているよ」




