19日のラ・リーガ第10節、レアル・マドリーは敵地バライドスでのセルタ戦に2-1で勝利した。この試合ではMFルカ・モドリッチが、マドリー最年長出場記録を更新している。
2012年にトッテナムからマドリーに加わり、これまで27タイトルを獲得してきたモドリッチが新たな伝説をつくった。このセルタ戦で60分過ぎからピッチに立ったクロアチア代表MFは、39歳と40日の出場で故フレンツ・プスカシュ氏を2日上回り、マドリー最年長出場の新記録を樹立。しかも出場直後には、絶妙なスルーパスからFWヴィニシウス・ジュニオールの2-1とする勝ち越し弾をお膳立てしている。
アシストのほかにも巧みなボールキープにゲームメイク、さらには後方にも全力で走る献身的な守備と、39歳と40日らしい経験に裏打ちされたプレーと39歳と40日にはまったく思えない積極的なプレーをどちらも披露して、マドリーの勝利に大きく貢献したモドリッチ。試合後『レアル・マドリーTV』に対して、新記録について次のような感想を述べている。
「自分の年齢を皆に思い出してほしくないんだけどね。でも、すごいことだよ。そんな記録を達成できたことを誇りに思う。今みたいな年齢で世界最高のクラブでプレーし続けていることをね。記録も、今日勝利できたこともうれしいよ」
「印象に残っている思い出? 選ぶのはとても難しい。レアル・マドリーと契約を結んで、チャンピオンズやラ・リーガで優勝して、最もタイトルを獲得した選手にも最年長の選手にもなった。そのすべてがうれしかったし、このまま続けていきたいね」
現レアル・マドリー主将は、何より大切なのは自身の記録ではなく、チームであると説いている。
「フィジカル的には良い調子だ。僕がプレーしているのは、自分自身が望んでいるからにほかならないけど、しかし最も重要なのはチームだ。出番が回ってくるときにはチームを助けるため、試合に勝利するために最高の自分を捧げたい」
「僕たちはこのまま進み続けなくてはいけない。リーガもチャンピオンズも難しい試合が控えているからね。僕たちは団結しなくちゃいけない。このチームには素晴らしいクオリティーがあるけど、それだけではまだ足りないんだ。フットボールにすべてを捧げれば、お返しがあるものなんだよ」
「今日の試合は難しかった。僕たちはチームとして苦しみ、とても重要な勝利を手にすることができた。ヴィニには、いつもスペースに走れと言っているんだ。彼はスピードがあるし、ボールに追いつくことができるからね」
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