マンチェスター・ユナイテッドMFカゼミロが、チャンピオンズリーグ三連覇を達成したレアル・マドリー時代の逸話を明かしている。
ジネディーヌ・ジダン氏が率いたレアル・マドリーは2015-16、2016-17、2017-18とチャンピオンズリーグ三連覇を達成。カゼミーロは中盤でMFルカ・モドリッチ、MFトニ・クロース氏とトリオを組み、アンカーとして守備の要を担った。
連覇でも史上初であったにもかかわらず、三連覇を達成するまさに圧倒的な偉業だったが、カゼミーロ曰く、チーム内にはそうできる自信を持った選手がいたという。ブラジル人MFは、スペイン『アス』とのインタビューで次のように語っている。
「これまで、どのインタビューでも語ったことのない逸話を言おうか。あれはミラノでアトレティを打ち破り、CL優勝を果たした直後のロッカールームでの出来事だ。僕たちは11回目のCL優勝を祝っていたんだけど、するとモドリッチが近づいてきて、あの独特なスペイン語と毅然とした態度で、こんなことを言ってきたんだだよ。『僕たちは今からもう2回、連続でチャンピオンズを勝ち取らなければいけないんだ』ってね」
「僕たちは彼に言ったよ。『でもルカ、僕たちはリスボン(203-14シーズンのCL優勝)から、ほぼ連続で優勝を果たしたんだ』と。すると彼は『いやいや、この凄まじいチームを無駄にしちゃいけない。少なくとも、これから2シーズン連続で優勝して歴史をつくるんだ』と言い返してきたんだよ。そうして僕たちはカーディフで12回目、キエフで13回目と2シーズン連続の優勝を果たした。ルカはそうできると分かっていたんだ」
「マドリーではチャンピオンズに優勝すると、次の日には『ならば来季もそうできるかな』と言われることになる。ラ・リーガで優勝しても特別なことは何もなく、チャンピオンズが欠けていると言われ、コパに優勝するだけだと悲劇になってしまう。それが最大限の要求を課されるマドリーというクラブなんだ」


