mbappe viniciusGetty Images

レアル、ヴィニシウスの年俸アップに否定的な理由は…「エンバペ&ベリンガムとの“年俸競争”を引き起こしたくない。次はエンバペがアップ求めてくる」

FWヴィニシウス・ジュニオールとの契約延長交渉で消極的な姿勢を見せているというレアル・マドリーだが、その理由はピッチ外での金銭的な競争を避けるためであるようだ。

スペイン『アス』は20日付の紙面で、レアル・マドリーとヴィニシウスの契約延長交渉が、2月から停滞していると報道。ヴィニシウスが新年俸として手取りで2000万ユーロ(約35億円)を望んでおり、マドリーがこれに難色を示しているという。

そして同紙は21日付の紙面で、レアル・マドリーがヴィニシウスの年俸アップに難色を示している理由を記載。同選手とFWキリアン・エンバペ、そこにMFジュード・ベリンガムを加えたスター3人の年俸額について、釣り合いを取るためと報じている。

2022年に5年の契約延長を結んだヴィニシウスだが、契約期限の2027年までに受け取る俸額総額は7500万ユーロ(約130億円)で、1年平均では1500万ユーロ(約26億円)になるという。1500万ユーロはエンバペの年俸額と同等とされており、レアル・マドリーはヴィニシウスにそれ以上の額を支払うことで、両者にベリンガムを加えた3人の間で“年俸競争”が起きることを危惧しているようだ。『アス』は、次のように記している。

「レアル・マドリーはヴィニシウス、エンバペ、ベリンガムの間で起こり得る“年俸競争”を回避しようと試みている。マドリーから漏れ伝わってくるのは、ヴィニシウスとの契約延長によって、年俸の序列を壊したくないという考えだ」

「クラブはキリアン、ジュードとの諍いを避けようとしている。もしヴィニの要求に従えば、彼はエンバペ以上の年俸を受け取ることになる。そうなれば、次はフランス人選手(ベリンガムも然り)が、クラブに(年俸アップの)連絡を入れてくるだろう」

ただし昨夏、PSGからフリーでレアル・マドリーに加入したエンバペは、移籍ボーナスとして4000万ユーロを受け取っており、それを5年契約で割れば1年で総額2300万ユーロを受け取っていることになる。マドリーがヴィニシウスとの契約延長を合意に導きたい場合、争点はそこになるのかもしれない。

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0