AncelottiGetty Images

エンバペ3得点でバジャドリー撃破のレアル、アンチェロッティ「試合後に簡単だったと思うのはいい。だが試合前には絶対考えるな」

25日のラ・リーガ第21節、レアル・マドリーは敵地ホセ・ソリージャでのバジャドリー戦に3-0で勝利した。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、マドリー加入後初のハットトリックを達成するなど、FWキリアン・エンバペが本領を発揮し始めたことに満足感を表している。

エンバペはこの試合の30分にMFジュード・ベリンガムとのワン・ツーから先制点を記録。さらに57分にはFWロドリゴのお膳立てから2点目を決め、91分にはPKからもネットを揺らしてマドリー加入後初のハットトリックを達成した。序盤は低調ぶりが目立ったフランス人FWだが、ここ14試合で13得点を記録するなど、ついに勢いに乗ったようだ。

試合後会見に出席したアンチェロッティ監督は、エンバペがチームに適応したことを喜んでいる。

以下に続く

「キリアンは少し前から良いプレーを見せ始め、今日はハットトリックを達成した。彼はチームに大いに貢献しているよ」

「プレーリズムをつかんだようだが、もちろん私たちにとってはプラスとなる。彼は凄まじいクオリティーの持ち主だ」

ラ・リーガ首位レアル・マドリーは、同日にビジャレアルと1-1で引き分けた2位アトレティコ・マドリーに勝ち点4差をつけた。アンチェロッティ監督は、連覇が見えたという意見に次のように返答している。

「もう少しバランスを取って話してくれ(笑)。ここ最近の私たちは、確かにリーグ戦で好成績を収めており良いアドバンテージを得ている。だが、すでに優勝争いが決したと考えるには、あまりに多くの試合が残されている。私たちは少しだけ優位に立っているだけだよ」

イタリア人指揮官は、このバジャドリー戦が想定していたよりも簡単な試合展開になったことを認めた。が、最初から簡単だと思って試合に臨むことはタブーであるとも話している。

「重要なのは勝ち点を積み重ねたことだ。確かに私たちにはクオリティーがあるが、試合では戦い、競い、争わなくてはならな。なぜならば、すべての相手が私たちに勝利することを望んでいるわけだからね」

「試合が終わった後、簡単だったと考えるのはいい。しかし、試合前からそう考えることは絶対にしてはいけない」

「今日、チームは試合をうまく扱うことができた。無理なプレーはすることなく、スコアを動かした後には、いつもより難しくない一戦になったね」

広告