9月1日のラ・リーガ第4節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのベティス戦に2-0で勝利した。この試合の全得点を記録したのは、FWキリアン・エンバペだ。
今夏レアル・マドリーに加入したエンバペ。デビュー戦のUEFAスーパーカップ、アタランタ戦(2-0)ではいきなりゴールを決めたものの、ラ・リーガでは第3節までノーゴールだった。しかしこのベティス戦、67分にMFフェデ・バルベルデのヒールパスからDFラインを抜け出してラ・リーガ初ゴールを決めると、75分にはPKから2点目を記録している。
試合後、『レアル・マドリードTV』とのインタビューに応じたエンバペは、次のような感想を述べた。
「素晴らしい瞬間だ。この神話の、世界最高のスタジアムでゴールを決めたくてしょうがなかった。ただ最も重要なのは勝利をつかんだことだ。僕たちはラス・パルマス戦(1-1)の後に勝利を必要としていた。難しい一戦だったけどね」
「観客は僕に大きな愛情を与えてくれる。ゴールを決めていないときも含めてね。(ノーゴールだったのは)3試合で多くの人にとっては少ないだろう。だけど、自分にとっては長過ぎたんだ」
「クラブ、チームメート、ファン……彼らはいつだって僕に寄り添ってくれる。このクラブ、このエンブレムのためにゴールを決める自信を、彼らが与えてくれているんだよ」
エンバペはその後、ベルナベウのミックスゾーンに姿を現し、報道陣の質問に応じていった。レアル・マドリーではFWヴィニシウス・ジュニオールとプレーポジションが重なるなど、チームに完全には適応していない様子のフランス代表FWだが、本人は心配していないという。
「僕はチームを助けるためにここに来た。チームメートとはピッチ内外で仲良くやれればいいと思う。彼らは選手としても人間としても素晴らしい。このチームに加わるのは簡単なことだった」
「ヴィニもほかの選手たちも最高だ。僕たちは良いグループだよ。自分はすべてが上向いていくと感じている。全員がうまく連係を取れれば、素晴らしいシーズンを送ることができるはずだ」
第2節バジャドリー戦(3-0)の前半には、低調なパフォーマンスによって観客からブーイングを浴びせられたレアル・マドリー。エンバペは気にしていないようだ。
「この前のブーイングに驚くことはなかった。パリでも経験したし、ビッグクラブの宿命だと思う。今日は勝利したし、人々は僕たちとともにある。これこそがフットボーラーの日常なんだよ」
「自分のような選手が新しいチームに加入すれば、様々な変化が起こることになる。だけど初戦と比べて僕たちは良くなっているよ。僕はこのチームで居心地が良い。もっと良いプレーを見せられることだって分かっているさ」
エンバペはまた、今季目標とするゴール数を問われて、次のように返答している。
「目標はゴールではなくタイトルだ。だから自分はここにいるんだよ」
「僕は毎試合ゴールを決めなくてはいけない。が、具体的な数字については考えていないんだ。ただ、ここでは3試合で決めることができなければ、人々の噂が始まることになるね……」
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