レアル・マドリーのルカ・モドリッチは、今シーズン終了後の退団を発表した。
2012年にトッテナムからレアル・マドリーに加入したモドリッチ。移籍直後から中盤の主力としてチームを支え、2017年からは背番号10を着用してクラブに数々の栄冠をもたらしてきた。
39歳になって迎えた今シーズンも公式戦55試合に出場して4ゴール9アシストを記録したモドリッチだが、ラ・リーガやチャンピオンズリーグで先発出場の機会は半分以下と、以前と比較してチームへの影響力を失っていた。
そして22日、モドリッチは自身の『Instagram』で現行契約満了に伴って今夏にレアル・マドリーから退団することを発表。「時が来てしまった。決して来ることを望んでいなかった瞬間だけど、これがフットボールであり、人生においてすべてに始まりと終わりがある。土曜日、僕はサンティアゴ・ベルナベウでの最後の試合をプレーする」と綴り、思いを続けた。
「レアル・マドリーでプレーすることはフットボール選手として、人間としての僕の人生を変えた。最高のクラブの最も成功を収めた時代の1つの一員であったことを誇りに感じている。特に会長のフロレンティーノ・ペレス、チームメイト、コーチ陣、在籍中に僕を助けてくれた人すべてに心から感謝したい」
「クラブワールドカップの後、僕がピッチ上でこのクラブのユニフォームを着ることはないけど、僕はこれからもいつだってマドリディスタだ」
また、ペレス会長はクラブの公式ウェブサイトで「ルカ・モドリッチは、レアル・マドリーの価値を体現してきた模範的な選手としてすべてのマドリディスタの心に永遠に残り続ける。彼のフットボールはマドリディスタと世界中のファンの心をとらえてきた。彼のレガシーは永遠に生き続ける」と労いの言葉を送っている。
2012年から13シーズンにわたってモドリッチはレアル・マドリーで公式戦590試合に出場して43ゴールを記録。6度のチャンピオンズリーグ制覇、6度のクラブワールドカップ制覇、4度のラ・リーガ優勝など、合計28個ものタイトルを勝ち取った。さらに、2018年にはバロンドール、FIFA年間最優秀男子選手賞、UEFA年間最優秀男子選手賞を受賞して、リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドの時代に風穴を開けた。


