MbappeGetty Images

エンバペ、“相棒”ギュレルのアシストから今季15発目!レアル・マドリーがヘタフェに1-0勝利…バルセロナに勝ち点2差をつけてクラシコへ!

19日のラ・リーガ第9節、レアル・マドリーは敵地コリセウム・アルフォンソ・ペレスでのヘタフェ戦に1-0で勝利した。

スペイン首都に拠を構える両クラブの対戦。マドリーのシャビ・アロンソ監督はインターナショナルウィーク明けの一戦かつ、ミッドウィークにチャンピオンズリーグ・ユヴェントス戦、来週末にバルセロナとのクラシコを控えている状況でスタメンを若干変更している。

ヴィニシウス、ギュレルはベンチとなり、その代わりにカマヴィンガ、ベリンガムが先発に。全スタメンはGKクルトワ、DFバルベルデ、ミリトン、アラバ、カレーラス、MF後列チュアメニ、カマヴィンガ、前列マスタントゥオノ、ベリンガム、ロドリゴ、FWエンバペで、4-3-2-1のシステムを使用している。

前半、ボールを保持して攻め込むマドリーは8分、ロドリゴのスルーパスからエンバペがペナルティーエリア内に侵入するも、左足で放ったシュートはGKソリアに弾かれる。そしてその決定機の後には、5バックを敷くヘタフェの堅守を前に攻めあぐねる状況が続くことに。ゲームを組み立てられるハウセンが負傷離脱中で、なおかつロドリゴ、ベリンガム、エンバペ、マスタントゥオノの連係がまだ拙く、ボルダラス監督率いるチームの組織的かつアグレッシブなプレスに終始苦戦している。

マドリーはパフォーマンスの質が芳しくない中でも、少ないながらチャンスを迎える。37分にチュアメニが放ったミドルは、わずかにクロスバーの上へ。また42分にはペナルティーエリア内左からロドリゴがボールを叩くも、これもソリアのセーブに遭った。結局前半は、スコアレスのまま終了している。ハーフタイム、シャビ・アロンソ監督は負傷のためか、アラバをラウール・アセンシオに代えている。

後半、マドリーは相変わらず攻めあぐね続け、またヘタフェの手数の少ない攻撃にも手を焼いた。シャビ・アロンソ監督は55分に2枚目の交代カードを切り、マスタントゥオノを下げてヴィニシウスを投入。ヴィニシウスを左サイドに置き、そこに位置していたロドリゴを右サイドに回している。また65分にはカマヴィンガとの交代でギュレルもピッチに立たせ、そのままボランチでチュアメニとコンビを組ませた。

しかしヴィニシウス&ギュレルが入った後も、マドリーの攻撃はヘタフェに跳ね返され続ける。72分にはペナルティーエリア手前からのフリーキックで、エンバペが直接ゴールを狙ったが、これは枠の左に外れた。

そして75分過ぎ、試合が大きく動き出す。76分、ヘタフェのボルダラス監督が最初の交代カードを切り、イエローカードを1枚受けていたキコ・フェメニアを下げてニョムを投入。ヴィニシウス対策での右ウィングバックの交代だったが、ニョムは出場からわずか1分後、突破を許したヴィニシウスの腕をつかんで倒して一発退場に。マドリーが数的優位に立った。

マドリーが10人のヘタフェを相手に待望の先制点を決めたのは、80分のことだった。ゴールを生み出したのは、マドリー最高の“ホットライン”であるギュレル&エンバペだ。アタッキングサードでスペースを得たギュレルがスルーパスを放つと、エンバペがDFラインを突破。右足でのボールトラップから反転して前を向き、そのままペナルティーエリア内に侵入すると、右足のシュートでソリアを破っている。エンバペは今季ラ・リーガ8試合10得点、公式戦10試合15得点。またギュレルのエンバペへのアシストは、これが今季5回目となった。

ビハインドを負ったヘタフェは90分、ヴィニシウスへのタックルでサンクリスも2枚目のイエローカードを受けて9人に。数的にも優憂性を広げたマドリーは、エンバペが奪ったゴールを最後まで守り切って、ラ・リーガ2連勝を果たした。2位バルセロナに勝ち点差をつけて首位に位置している。

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