14日のコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)ベスト16、レアル・マドリーはアウェーでのアルバセテ戦を2-3で落とした。同大会から早くも姿を消している。
シャビ・アロンソ前監督の解任から48時間後、後任としてBチームからトップチーム指揮官に昇格したアルベロア監督が初陣を迎えた。
アルベロア監督はラ・リーガ2部のチームが相手ということもあり、負傷明けのエンバペに休みを与え、Bチームの右SBダビド・ヒメネス、MFセステロ(同指揮官が少し前に「スペイン最高の6番」と発言した逸材)を先発で起用している。全スタメンはGKルニン、DFヒメネス、アセンシオ、ハウセン、フラン・ガルシア、MFバルベルデ、セステロ、ギュレル、FWマスタントゥオノ、ゴンサロ、ヴィニシウスで、使用システムは4-3-3。
前半、マドリーはハウセン、バルベルデ、セステロ(まだあまりボールは回ってこないが……)、バルベルデを中心にゲームをつくり、アルバセテ陣地で試合を進める。だがアタッキングサードで肝心のラストパスを出せず、ヴィニシウスも2人マークがついてドリブル突破ができないなど、なかなかシュートチャンスを生み出せない。加えて、20分くらいまでは大量の霧が視界を阻み、ルニンがジョピスGKコーチに向けて不満を漏らしていた。
試合はほとんどチャンスがないまま進んだが、42分に突としてゴールが生まれた。決めたのは、アルバセテ。右CKからニアサイドのハビ・ビジャールが、マスタントゥオノの軽いマークを振り切って、ヘディングシュートでネットを揺らしている。
1点ビハインドを負ったマドリーだったが、前半の内に追いつくことに成功する。AT3分、ギュレルの左CKからハウセンがヘディングシュート。GKラウール・リソアインが正面にボールを弾くと、すかさず反応したマスタントゥオノが、失点場面の汚名返上となる同点ゴールを決めている。
後半、マドリーは集中した守備を見せるアルバセテ相手に苦戦。アルベロア監督は66分に交代カードを切り、ハウセン、フラン・ガルシアを下げてアラバ、カマヴィンガを投入。その2分後にはギュレルの左CKにゴンサロが頭で合わせたが、ボールは枠の外へ飛んでいる。
アルベロア監督は76分にマスタントゥオノ、ヒメネスを下げて負傷明けのカルバハル、さらにBチームの攻撃的MFパラシオスをピッチに立たせる。しかし、交代策もむなしくパフォーマンスは改善されず、81分にはアルバセテの勝ち越し弾を許した。CKの場面で、ペナルティーエリア内のゴンサロがボールをクリアし切れず、エリア内左でこぼれ球を拾ったジェフテにボレーシュートでネットを揺らされた。
再びビハインドを負ったマドリーは猛攻を仕掛け、後半AT1分にスコアをタイに戻した。ギュレルの右CKにニアサイドのゴンサロが跳び上がると、思い切り首を振ってボールを枠内に飛ばしている。
またも追いつき、延長戦も見据えながら逆転を目指すマドリーだったが、AT5分に三度アルバセテのゴールを許した……。スルーパスからジェフテにDFラインを抜け出され、ペナルティーエリア内左からシュートに決められている。結局、試合は2-3で終了のホイッスル。ラ・リーガ2部で17位に位置するアルバセテが金星を飾り、マドリーはスーペルコパに続いてコパと、1週間で二つのタイトルを失った。残るタイトルは、ラ・リーガとチャンピオンズリーグとなっている。
トップチームを率いて間もないアルベロア監督に、プレーシステムを植え付ける時間はもちろんなかった。しかしスペイン3部所属のBチームの選手たちを多数起用して、結果を出せなかったことは非難されそうだ。




