Real Madrid Unveils New Signing Kylian MbappeGetty Images Sport

レアル・マドリー、エスパニョール戦誤審騒動から審判制度の改革を要求!「ラ・リーガは操作されている」「マドリーが不利な判定を受けていることは明らかだ」

レアル・マドリーが3日、スペインフットボール連盟に対して同国の審判制度の改革を求める書状を提出した。

1日のラ・リーガ第22節エスパニョール(0-1敗戦)では、2つの誤審騒動があった。

一つはFWヴィニシウス・ジュニオールのゴール取り消しで、これは同選手がシュートを決める直前、FWキリアン・エンバペが首付近をつかんできたMFポル・ロサーノを引き離そうと突き倒したためにファウルを取られている。そしてもう一つは、DFカルロス・ロメロがエンバペの右足ふくらはぎに足裏でタックル仕掛けた場面で、確実にレッドカードに値する悪質なファウルと思われたが、イエローカードが提示されるだけだった。ロメロはその後、85分にこの試合の決勝点を記録している。

クラブの公式TVチャンネル『レアル・マドリーTV』を通じて、かねてから審判批判を展開してきたレアル・マドリーは、今回の出来事でさらに踏み込んだ行動を起こしている。スペイン人審判を統括する審判技術委員会(CTA)が属しているスペインフットボール連盟(RFEF)に対して、現在の審判制度を改革するよう求めたのだ。

レアル・マドリーは公式HPで、RFRF、さらにはスペイン政府のスポーツ上級委員会(CSD)にも送った書状の中身を公開。そこには「競技の操作や汚染」「レアル・マドリーに対する判定のダブルスタンダード」といった、自クラブが不利な判定を受けていることをはっきりと主張する強烈な言葉が並んでいた。

「この試合で起きた出来事は人的ミスや審判の解釈の範囲を完全に超えています。RCDEスタジアムで起こったことは、完全に信用を失っている審判制度をこれ以上ないほど表しているのです。この制度において、レアル・マドリーに対する判定は競技の操作や汚染というレベルに達しており、もう看過することなどできません」

「今回の試合における2つの深刻な判定は、再びレアル・マドリーに対するダブルスタンダードの存在を明確にしたのです」

「今回の審判に関するスキャンダルは特異な事例ではありません。スペインの審判制度は自己保身が可能な構造となっており、完全に腐敗しています。RFEFに属する懲戒委員会の後ろ盾のもと、審判への処罰や判定の訂正を制度的に拒絶して、一般司法から『不正』とも形容された制度を保っているのですから」

「スペインの審判制度の重大な構造的問題は、ここ数年で明確になりました。競技を支えるべき透明性・公平性に反した慣行が露呈されているのです。ですが大規模なスキャンダルや制度の信頼性が崩壊したにもかかわらず、抜本的な改革や責任追及も一切行われていません」

「レアル・マドリーは、信用を失った審判制度が競技を支配し続けることを受け入れられません。主要な責任者たちは排除されるどころか、依然として意思決定において重要な役割を務め続けています。表面的な変更や一部の幹部の交代では不十分です」

「スペインの審判制度の信頼を回復する唯一の方法は、包括的な改革を実施することとなります。その改革には、過去の疑わしき時代に関わりを持ち、制度の正当性を損ね、透明性の不足を永続させている審判の交代が不可欠な要素として含まれなければなりません。審判制度はその構造から構成員に至るまで、完全に刷新される必要があります。そして、再び現在のような状況が繰り返されることがないよう、効果的な管理メソッドを確立しなければいけません」

「本書に記載した事実の重大性および、競技の公平性を損なう不正が再発される可能性を踏まえて、CSDにも本状の写しを送付し、状況の把握とともに必要な措置を講じるよう要請します」

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