レアル・マドリーが17日、2022-23シーズンの決算を発表した。
レアル・マドリーの2022-23シーズンの総収入は(今夏の選手移籍は含めず)は昨季から17%増となる8億4300万ユーロ(約1300億円)で、コロナ禍前の総収入(2018-19シーズンに7億5700万ユーロ)を初めて上回った。また純利益は1200万ユーロ(約18億円)で、2019-20シーズンの31万3000ユーロ、2020-21シーズンの87万4000ユーロ、2021-22シーズンの1300万ユーロに続きコロナ禍でも黒字を貫いた。
レアル・マドリーの純負債はマイナス4700万ユーロ。純資産が5億5800万ユーロ、キャッシュフローが1億2800万ユーロと、世界有数の建設会社ACSの会長でもあるフロレンティーノ・ペレス会長の経営手腕が如何なく発揮され、健全な財政状態を維持し続けている。
その一方、本拠地サンティアゴ・ベルナベウの全面改装の費用については、2022-23シーズンが3億5500万ユーロとなり、ここまでに8億9300万ユーロ(約1400億円)を投じている計算となる。ベルナベウは2023年末に工事を完了する予定で、以降は365日体制でイベントを開催できるスタジアムとなり、年間で4億ユーロの収入を生み出すことが期待されている。
