ラ・リーガのハビエル・テバス会長は、レアル・マドリーを強い言葉で非難している。
今季は度々公式メディア『レアル・マドリーTV』で審判批判を展開してきたレアル・マドリー。そして今週はじめには、26日のコパ・デル・レイ決勝バルセロナ戦を裁くリカルド・デ・ブルゴス・ベンゴエチェア氏について、過去にバルセロナに有利な判定を下したと示唆していた。これを受け、ベンゴエチェア氏は前日会見で反発しつつ、自身や家族を含めて脅迫被害にあっていることを涙ながらに告白している。
レアル・マドリーはその後、スペインサッカー連盟(RFEF)側に主審の変更を要求したが、即座に却下されたために前日会見を拒否。一部では決勝ボイコットの可能性も囁かれた。だが、「ここ数時間の報道を受け、我々レアル・マドリーは明日の決勝をボイコットする考えが一度たりともなかったと表明する。この決勝の24時間前、この試合を担当する審判団の不適当かつ不適切な発言により、何億人もの人々が観戦する世界的に重要なスポーツイベントが汚されることなどあってはならない」とし、審判団を批判しながらもボイコットの可能性を否定した。
そしてレアル・マドリーのこの一連の行動とフロレンティーノ・ペレス会長について、テバス会長は自身の『X』で厳しく糾弾した。
「彼はテバスが自分の思い通りに動かないから嫌っている。(UEFA会長)チェフェリンも嫌っている。言うことを聞かないからだ。解説者も嫌っている。彼が聞きたいことを言ってくれないからだ」
「彼は改革を受け入れなかった。自分に合わないという理由で。審判団が反発し、レアル・マドリーTVからの絶え間ない嫌がらせを受けた今、今度は記者会見をキャンセルし、対戦相手につばを吐きかけ、決勝戦の観戦を拒否している。文句を言うのではなく、脅している。抗議するのではなく、罰を与える。サッカーを向上させたいのではなく、サッカーを自分のものにしたいんだ」
「そして最悪なことは、彼がサッカーを自分のものにしようとしていることではなく、特定のコミュニティがそれを許し、当たり前のこととして扱い、さらにはサポートもしているという事実だ」
なお今季のコパ・デル・レイ決勝は26日、エスタディオ・オリンピコ・セビージャで行われる。
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