19日のラ・リーガ第9節、レアル・マドリーは敵地コリセウム・アルフォンソ・ペレスでのヘタフェ戦を1-0で制した。シャビ・アロンソ監督は試合後、アグレシッブなことで知られるヘタフェ相手の勝利に、満足感を表している。
5バックを敷くヘタフェの堅守に苦戦したマドリーだが、途中出場のヴィニシウスがピッチに立ったばかりのニョムの退場を誘発。その直後、同じく途中出場のギュレルのスルーパスからエンバペが決勝点を決めている。
シャビ・アロンソ監督は試合後、次のような感想を述べている。
「ヘタフェ戦は簡単ではない。戦うこと、真っ正面からぶつかることが必要になるからだ。同様に、美しい試合にはならないことも理解しなくてはね」
「私たちは集中して、すべきことをした。スペクタクルな試合にはならないことを覚悟しつつ懸命にプレーしたんだ。良い形で今週をスタートさせることができたね」
マドリーの攻撃は完全には機能していなかったが、ギュレルが高精度のスルーパスがエンバペの決定機を導いたギュレルはスペインメディアで「誰よりも代えがきかない中盤の選手」とも称され始めているが、ベリンガムと併用できるかが危惧されている。
だがシャビ・アロンソ監督は、心配していない様子だ。今回、ギュレルを2ボランチの一角に配した同指揮官は、トルコ代表MFがベリンガムとポジション交換しながらプレーできるとの見解を示した。
「2人とも2つのポジション(ボランチとトップ下)でプレーすることができる。ジュードも少し後ろでプレーできるし、ポジションを交換し合うことだって可能だろう」
「ギュレルは選手たちの連結部分で必要なクオリティーを持っている。前を向けば、ヴィニシウスやエンバペにラストパスを出すことができるんだ。決定的な選手であり続けているね」
エンバペは今季10試合15得点。マドリーが“エンバペ依存”となっているか、またカルロ・アンチェロッティ監督が「“ベンゼマ依存”は歓迎するよ」と言ったように、この状況を快く受け止めるかを問われたシャビ・アロンソ監督は、こう返答している。
「私はそうは言わない。私たちは彼に満足している、と言いたいね。彼はそのゴール、プレーへの関与で決定的な役割を請け負っている。しかし彼のゴールの背後には、多くのプレーが存在しているんだ。全員が重要な存在だよ」


