レアル・マドリーのBチーム、レアル・マドリー・カスティージャFWゴンサロ・ガルシア・トーレス(21)が、トップチームで際立った活躍を披露している。
現在クラブワールドカップ(CWC)に参加中のレアル・マドリー。FWキリアン・エンバペが急性胃腸炎で欠場する中、シャビ・アロンソ監督から2試合連続でスタメン起用されたゴンサロは、大きな存在感を発揮している。
ゴンサロはCWC第1節アル・ヒラル戦(1-1)で、自身が起点となった速攻からシャビ・アロンソ体制1ゴール目を記録。さらに第2節パチューカ戦(3-1)では、卓越したヒールパスでDFフラン・ガルシアの左サイドの突破を促し、MFジュード・ベリンガムが決めたチーム1点目の起点に。またペナルティーエリア内でDFトレント=アレクサンダー・アーノルドのパスを引き出すと、DFを引き付けながらワンタッチでMFアルダ・ギュレルにボールを出し、チーム2点目をアシストしている。
今季カスティージャで36試合25得点を記録し、トップチームでも継続して輝きを放つゴンサロ。レアル・マドリーは今夏、FWホセル・マトのようにヘディングシュートが得意で、ポストプレーもできる9番タイプの獲得を目指しているとされるが、決定力も連係力もあり、182センチながら空中戦も巧みにこなせるゴンサロが、その役割を務められるとの意見が出始めている。スペイン『アス』のハビエル・シジェス副編集長もそう考える一人で、パチューカ戦後には次のような見解を記している。
「ゴンサロはトップチームでも十分過ぎるほど通用することを証明した。今日は2ゴールに絡んで、“フットボールをプレーする意味を知っている”ことを示したのだ。彼は自分が何をすべきかを理解しており、意図をもった動きを見せ、そのポテンシャルを生かすためのテクニックも有している」
「ゴンサロは常にチームの攻撃に優位性を与えていた。彼のクオリティーについて、もう何も疑う必要はない。少なくともシャビに迷いはないようだ。ゴンサロが乗り越えるべき壁があるとすれば、それは今のプレーを継続的に見せることだけだろう。そういった意味では、(この試合でも好セーブを連発した)クルトワが最高の見本だ」




