ForteaGetty Images

レアル・マドリー、クラブの将来を担うとされた17歳フォルテアが契約延長に同意せず…アンチェロッティの扱いが原因か

レアル・マドリーに所属するU-18スペイン代表DFヘスス・フォルテア(17)が、同クラブとの契約延長に難色を示したようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

バレンシア出身のフォルテアは2018年にレバンテからアトレティコ・マドリーの下部組織に渡り、そして2022年にマドリーの“ラ・ファブリカ(工場を意味するマドリー下部組織の愛称)”に加入。アトレティコとマドリーの下部組織間で選手を取り合わないという紳士協定が破られるきっかけとなった選手で、その当時には大きな話題となった。

“ラ・ファブリカ”で順調に成長していったフォルテアは、現在はフべニールA(U-19)に所属。その圧倒的パフォーマンスからクラブの将来を担う右サイドバックと期待を寄せられてきたが、ここにきて暗雲がかかり始めたようだ。

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マドリーは流出を阻止するためにも、18歳(スペインでは成人となる年齢)になる下部組織の全選手と新契約を結んでいるが、フォルテアがこれに難色を示した模様。マドリー側は3月に契約を延長する予定だったものの、フォルテア側が待ったをかけて、シーズン終了後に再び話し合うことを希望したという。フォルテアに大きな期待をかけるマドリーは、驚きでもって受け止めたようだ。

フォルテアが契約延長を迷った理由は、トップチームでのカルロ・アンチェロッティ監督の扱いにあったとされる。今季、DFダニ・カルバハルが長期離脱となったマドリーのトップチームは、当初フォルテアを戦力に加える考えとみられていた。だが同チームの練習に参加するようになった17歳DFをアンチェロッティ監督は一度も試合の招集メンバーに含めず、いつのまにか練習に呼ぶことすら止めている。

フォルテアはチームメートのDFディエゴ・アグアド、FWジャニェスがトップチームデビューする様子を見つめながら、自身が信頼を寄せられないことに大きく傷つき、マドリーでプレーし続けるかどうかを迷うようになったとのことだ。

なおマドリーとフォルテアの現行契約は2026年までで、もし契約を延長しなければ今夏に移籍する可能性もある模様。多くのクラブが同選手の状況に注目しているという。

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