レアル・マドリーは、ボーンマスDFディーン・ハイセン獲得に近づいているようだ。
今シーズンは守備陣を中心に多くの負傷者を抱え、不安定なシーズンを送ってきたレアル・マドリー。連覇を目指したチャンピオンズリーグでは準々決勝敗退に終わり、ラ・リーガでは宿敵バルセロナに優勝を譲る形となった。これで今季は、UEFAスーパーカップとFIFAインターコンチネンタルカップ制覇のみで終わることになっている。
そんなレアル・マドリーはすでに来季への準備を進めており、カルロ・アンチェロッティ監督の退任が決まった他、シャビ・アロンソ監督（レヴァークーゼン）とも合意に至ったことが伝えられている。さらに積極補強に動いており、リヴァプール退団を発表したトレント・アレクサンダー＝アーノルドとの契約も間近に迫っていると伝えられている。
そしてレアル・マドリーは、現在ハイセンの獲得に近づいている模様。イギリス『BBC』によると、20歳のスペイン代表DF獲得に向け、ボーンマスとの契約解除金5000万ポンド（約97億円）を分割で支払うことで合意したという。クラブ間の取引はまもなく成立するようだ。
また移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏も、レアル・マドリーとボーンマスが合意したことを伝えつつ。今後はハイセン関係者と契約の詳細を詰めることになると伝えた。
マラガやユヴェントスの下部組織で過ごしたハイセンは、ローマへの期限付き移籍を経て、昨夏にボーンマスに完全移籍。今シーズンは公式戦34試合に出場し、プレミアリーグで善戦するチームの守備陣を支えてきた。また、今年3月には19歳でスペイン代表デビューを飾っている。この活躍を受け、レアル・マドリー以外にもチェルシーやリヴァプール、アーセナル、ニューカッスルといった強豪が獲得に乗り出していたようだが、新天地はスペインになりそうだ。