15日のラ・リーガ第28節、レアル・マドリーは敵地ラ・セラミカでのビジャレアル戦に2-1で勝利した。GKティボ・クルトワは試合後、ラ・リーガが組んだ試合日程に大きな不満を表している。
マドリーはPK戦の末に突破を果たした12日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグ、アトレティコ・マドリー戦から66時間後にこのビジャレアル戦に臨んだ。7分に先制されながらも、FWキリアン・エンバペの2ゴールでスコアをひっくり返し、クルトワの好守連発もあって何とか勝ち点3を獲得している。
勝利こそ収めたものの、マドリーの試合日程に関する不満は消えなていない。クラブは『レアル・マドリーTV』を通じて、「72時間の休みがなければ、次の試合はプレーしない」との方針を発表。またクルトワも同チャンネルとのインタビューで、ラ・リーガがマドリーに対して敬意を欠いているとの見解を示した。
「僕たちは言われるがままに試合を戦っている。言い訳はしたくないけど、休みがない中で負けなくて幸せだよ」
「水曜に120分間プレーしてPK戦にも臨んだのに、今日の18時30分から再び試合を戦うなんて普通じゃない。ラ・リーガがスペイン3強を同じ日にプレーさせたくないのも分かる(※アトレティコ・マドリー対バルセロナは16日開催)。だけど、ときにはそうすることだって必要だ。実際、プレミアリーグはそうしているじゃないか」
「この土曜に起きたことは、敬意の欠如だ。僕たちは休みが少ないことで怪我をするリスクだってあった。分からないけど、スーペル・ドミンゴ(スーパー・サンデー)をつくったっていいだろう。最初にマドリー、次にアトレティ、バルセロナがプレーしてね。それはテレビにとっても良いことだろうけど、しかしほかの利権も絡んでくるんだろう……」




