レアル・マドリーは6日にコパ・デル・レイ決勝オサスナ戦に臨み、2-1の勝利で9年ぶり通算20回目の優勝を果たした。チームの全得点を叩き出したFWロドリゴは試合後、マドリーで唯一獲得していなかったタイトルを、自らの手で引き寄せたことを喜んだ。
開始2分、また1-1で迎えた70分にゴールを決め、マドリーのコパ優勝に大きく貢献したロドリゴ。これでラ・リーガ、スペイン・スーパーカップ、チャンピオンズリーグ、UEFAスーパーカップ、クラブ・ワールドカップ、そしてコパと、22歳のブラジル人FWはレアル・マドリーで獲得し得るタイトルをすべて獲得している。
試合後、スペイン『TVE』とのインタビューに応じたロドリゴは、次のような感想を述べた。
「とても満足している。レアル・マドリーが長い間この大会で勝っていなかったことはチーム内で話していたし、自分にとっても欠けていたタイトルだった。2ゴールを決めることができたし、とても特別な日になったね」
「コパで優勝したかった。唯一獲得していなかったタイトルだったからね。でも、僕はもっともっとタイトルを獲得していきたい」
「僕はもっと優勝を成し遂げたい。モドリッチやクロースみたいなお手本がここにはいるわけだし、彼らのことを追いかけたいんだ。これからしっかりと休んで、火曜にあるシーズン最重要の試合(マンチェスター・シティ戦)に備えるよ」
ロドリゴの2ゴールは、いずれも同胞FWヴィニシウス・ジュニオールのドリブル突破が起点だった。
「ヴィニと一緒にプレーできるのはうれしい。彼はスペシャルな選手だ」
「あのゴールパフォーマンスは何か? あれは癌を患う子に向けたものだ。この前、施設を訪れて出会ったイグナシオに向けたもので、Iをつくったんだよ」
ロドリゴは先に、MFルカ・モドリッチがレアル・マドリーから去る際には彼の背番号10を引き継ぐ意欲を口にしていた。
「そのことについて、まだ彼と話はしていない。話す気もないんだよ。彼にはここで続けてほしいからね。来季もルカ・モドリッチに10番を付けてほしい。将来的にその番号を付けられるならば、誇り高いことだよね」




