30日のラ・リーガ第3節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのマジョルカ戦に2-1で勝利した。DFアルバロ・カレーラスは試合後、マドリーで初の逆転勝利を経験したことに満足感を表している。
18分にCKからFWベダド・ムリチの先制点を許したマドリーだったが、37分にショートコーナーの流れからMFアルダ・ギュレル、38分に個人技からFWヴィニシウス・ジュニオールが逆転ゴールを記録。わずか1分間でスコアをひっくり返し、リードを守り切って開幕3連勝を飾った。
マドリーの下部組織出身で、今夏ベンフィカから同クラブ復帰を果たし、トップチームでプレーしているカレーラス。『レアル・マドリーTV』とのインタビューに応じた同選手は、マドリーの代名詞とも言える逆転劇を初めて経験した感想を問われ、「夢の夜」と形容している。
「初めての逆転劇について? 早速、夢みたいな夜を経験できた。ここにいられて、本当にうれしいよ。だけど何よりも重要なのは、インターナショナルウィーク前に勝利すること、勝ち点3を獲得することだった」
カレーラスはこの試合の64分、チームを救うプレーを見せている。自陣ペナルティーエリア、マジョルカMFサム・コスタの放った勢いあるシュートがGKティボ・クルトワの横を通り過ぎて枠内へと向かった。だがゴールラインを割る直前、カレーラスが体を投げうって、宙に浮きながら右足でボールをクリア。マドリーはこの左サイドバックのおかげで失点を免れている。
「入団した日に誓ったじゃないか。このチームのために全身全霊を尽くす、チームのためにすべてを捧げるとね。僕はそのためにここにいるんだ」
今季入団した選手の中でも、素早くチームに適応しているカレーラス。守備はもちろんのこと、鋭いオーバーラップに精度の高いパス・クロスと攻撃においても存在感を発揮しており、マドリーが移籍金5000万ユーロ(約86億円)を支払ってでも取り戻した正当性を証明している。
「素早く適応できたのは、チームメートたちの存在が大きいね。加入初日から、彼らは素晴らしい形で僕を受け入れてくれた。自分の家にいるんだと感じられるよ。不満はどこにもない。良いシーズンにするために努力し続けたいと思う」




