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レアル・マドリー、カマヴィンガのミドル弾でアラベス撃破!エンバペが超危険タックルで一発退場もリードを守り切る

13日のラ・リーガ第31節、レアル・マドリーは敵地メンディソロサでのアラベス戦を1-0で制した。

もちろんマドリーの現在の目標は、16日に行われるチャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグ、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのアーセナル戦で、0-3ビハインドから逆転を果たすことにある。しかし首位バルセロナが暫定で勝ち点7差をつけられるラ・リーガでも、まだ優勝の可能性を信じて勝ち続けなければならない。

アンチェロッティ監督はやはりローテーションを採用して、ヴィニシウス、ベリンガムを温存。GKクルトワ、DFルーカス・バスケス、ラウール・アセンシオ、リュディガー、フラン・ガルシア、MFバルベルデ、チュアメニ、カマヴィンガ、FWギュレル、ロドリゴ、エンバペを先発させている(なおアンチェロッティ監督は前節に退席処分となり、ピッチレベルでは息子のダヴィデ・アンチェロッティ助監督が指揮)。

前半、マドリーは攻撃の展開力に乏しく、それに伴いシュートチャンスもほとんどないまま試合を進めていく。18分にはCKからラウール・アセンシオがヘディングシュートでネットを揺らすが、直前にリュディガーが臀部でGKオウォノを押し倒していたとして、ゴールではなくファウルを取られた。

それでも34分、マドリーが個々の力を生かして今度こそ先制点を奪う。ペナルティーエリア手前中央で、カマヴィンガがすぐ右のバルベルデとパス交換。バルベルデがワンタッチで返したボールは少し横に流れたが、それが絶好のシュートアングルを生み出すことになり、フランス代表MFは導かれるようにして左足ミドルを枠内左隅に突き刺している。

スコアで優位に立ったマドリーだが、直後に人数で不利に。エンバペがボールを受けようとするアントニオ・ブランコに凄まじい勢いで向かっていくと、足裏で脛の付近に強烈なタックルを見舞った。まったく擁護できない危険なタックル……ソト・グラード主審はオンフィールドレビューの後、問答無用で一発退場を命じている。エンバペが退場となるのはPSG時代の2019年4月以来で、キャリア4度目のこととなる。

数的不利となったマドリーはシステムを4-3-3から4-4-1に変更。11人のアラベスを相手に守りに徹しながら、あわよくば速攻で2点目を狙う。アンチェロッティ監督は63分に交代カードを切り、ギュレル、ロドリゴを下げてヴィニシウス、ベリンガムを投入した。

そして70分には、今度はアラベスに退場者が。速攻から抜け出そうとしたヴィニシウスに対して、マヌ・サンチェスがエンバペのように足裏タックルを仕掛け、こちらもオンフィールドレビューの後に一発退場となった。

10人対10人となってからマドリーは攻撃の意思を強めるも、ベリンガムがオウォノとの1対1でシュートをアラベス守護神の肩に当ててしまうなど迎える決定機を物にできず。結局、追加点を決められなかったものの、アラベスの同点弾も許すことなく、1点リードで試合終了のホイッスルを迎えた(なおアンチェロッティ監督は92分にバルベルデを下げて、負傷離脱していたセバージョスを実戦復帰させている)。内容的には数的不利だった時間も長く、まさに苦戦を強いられたマドリーだったが、それでもシーズンの半分、もしくはそれ以上の成否がかかるアーセナル戦直前に白星を獲得している。

公式戦4試合ぶり(PK戦で勝利したコパ準々決勝ソシエダ戦の4-4含む)、ラ・リーガ2試合ぶり白星のマドリーは、前日にレガネスを下した首位バルセロナとの勝ち点4差をキープした。

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