BenzemaGetty Images

レアル・マドリー、今季最後のクラシコでバルセロナに4発勝利!逆転でスペイン国王杯決勝に進出

5日のコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準決勝セカンドレグ、バルセロナ対レアル・マドリーは4-0でマドリーが勝利。2戦合計スコアでも4-1と上回り、決勝進出を果たしている。

マドリーホームのファーストレグはミリトンのオウンゴールによって1-0でバルセロナが先勝。ただレヴァンドフスキ、ペドリ、デンベレの不在も響いてマドリーに圧倒的にボールを支配され、そのプレー哲学の誇りに傷がつくことになった。またチャビ監督は1点のリードについてこう語る。「マドリーは逆転勝利を当たり前としている。彼らの方が本命だ」

このセカンドレグ、レヴァンドフスキが復帰を果たしたものの依然としてペドリとデンベレは戻らず、さらにフレンキー・デ・ヨングやクリステンセンも欠いたバルセロナだったが、前半は哲学通りのポゼッションフットボールを披露。チャンスの数こそ多くはなかったもののマドリー陣地で試合を進めていった。

しかしながら前半アディショナルタイム1分、レヴァンドフスキの絶好機をGKクルトワが弾いたマドリーが、そこから速攻を仕掛けて先制点を決めた。ヴィニシウスがピッチ中央からボールを持ち込み、ペナルティーエリア近くですぐ右を走るベンゼマにパス。相手DF陣を引きつけたベンゼマはすぐさまヴィニシウスにボールを返して、ブラジル代表FWのシュートが枠内に転がった。2戦合計のスコアはタイに戻り、試合は折り返しを迎えている。

やはり、チャビ監督は敵としてのマドリーを知り尽くしていた。後半、マドリーはまるで自分たちが本命のようにリードを奪っている。逆転を果たしたのは、50分のこと。右サイドでミリトンの縦パスを受けたモドリッチがペナルティーエリア手前までボールを持ち運び、横でフリーとなっていたベンゼマにパス。フランス人FWが冷静な右足のシュートでGKテア・シュテーゲンを破っている。マドリーはさらに57分、ヴィニシウスがペナルティーエリアでケシエに踏まれてPKを獲得し、キッカーのベンゼマがこの日2点目を決めた。

同点のために2点、逆転のために3点が必要となったバルセロナはボールを保持して攻勢を強める。だが80分、マドリーが得意とするトランジションからの攻撃がまたも炸裂した。ヴィニシウスのスルーパスをペナルティーエリア内で受けたベンゼマが、今一度右足のシュートを決め切り前試合バジャドリー戦に続いてハットトリックを達成。バルセロナに引導を渡している。今季クラシコで、3-1で勝利したラ・リーガ前半戦以外の3試合(スペイン・スーパーカップ、ラ・リーガ後半戦、コパ準決勝ファーストレグ)を落としていたマドリーだったが、最後の最後で4-0という衝撃的スコアでの勝利を収めた。対してバルセロナはスペイン・スーパーカップ、ラ・リーガ、コパの国内タイトル三冠の可能性が潰えている。

なお決勝のオサスナ対マドリーは、5月6日にアンダルシアのカルトゥハで行われる。

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