アトレティコ・マドリーが8日のラ・リーガ第23節、敵地サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリー戦を前にSNSで発信した内容が大きな話題となっている。
ラ・リーガ第22節のエスパニョール戦を0-1で落としたレアル・マドリーは、同試合でFWヴィニシウス・ジュニオールのゴールが取り消され、FWキリアン・エンバペに悪質なタックルを仕掛けたDFエリック・ロメロが退場とならなかったことを受けてスペインフットボール連盟(RFEF)およびスペイン政府のスポーツ上級委員会(CSD)に書状を提出した。
これまでにも自分たちの公式テレビチャンネル『レアル・マドリーTV』を用いて、苛烈な審判批判を展開してきた同クラブは、書状に「このコンペティションは操作・汚染されている」「レアル・マドリーに対してダブルスタンダードの判定がある」「審判制度については表面的ではなく抜本的な改革が必要だ」といった言葉を記し、スペインフットボールの審判問題について“以前と以後をつくる戦争を仕掛けた”と報じられている(なお、この書状の内容はネグレイラ事件を論拠としていることが見て取れるが、欧州スーパーリーグ創設のパートナーであるバルセロナについては意図的に言及を避けているようだった)。
そしてこのレアル・マドリーの行動を、同クラブとの関係が悪化しているアトレティコがSNSで皮肉った。
アトレティコは“ダービーへの臨み方”として、まるでIKEAの取扱説明書のような画像を公開。それは4コマ形式となっており、1コマ目で「1.良質なフィジカルトレーニングを行ってください」、2コマ目で「2.試合前にマッサージを行ってください」、3コマ目で「3.ライバルの詳細な分析を行ってください」と、そこまでは当たり前のような文章とイラストが記されている。
だがオチとなる4コマ目でイラストに描かれている人物は、エリック・ロメロがエンバペに対してタックルを仕掛ける場面が写ったスマートフォンを手にしている。そして文章で、次のような説明がされたのだった。
「4.あなたの公式テレビを使って、再び審判に重圧をかけてください」
なおアトレティコは以上の画像のほか、「私たちは審判員たちとその家族、友人に対してサポートの気持ちを伝えさせていただきます。フットボールファミリーにとっては難しい日々が続いています。がんばってください」とのメッセージも公開している。
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