TchouameniGetty Images

マドリーダービー、チュアメニが献上したPKは妥当だったのか…スペインメディア「あれはPK」「明らかな踏みつけ行為」

8日のラ・リーガ第23節、レアル・マドリー対アトレティコ・マドリーのダービーは1-1のドローで終了した。この一戦でアトレティコが獲得したPKについて、スペインメディアおよび元審判は妥当な判定との見解を示している。

この試合の33分、DFハビ・ガランがクロスを送ると、飛び込んできたMFサムエウ・リーノの足をMFオーレリアン・チュアメニが踏みつけたことで、ソト・グラード主審はオンフィールドレビュー後にPKを指示。キッカーのFWフリアン・アルバレスがこれを決め切り、アトレティコが先制している(マドリーは後半にFWキリアン・エンバペが同点弾を獲得)。

ただし、チュアメニがリーノの足を踏みつけたのはクロスボールが通り過ぎた後で、踏みつける意思も感じられず、本当にPKが妥当だったのかと騒動になっている。この疑惑の判定について、スペインメディアおよび元審判の見解は一致していた。

アルフォンソ・ペレス氏はスペイン『ラディオ・マルカ』で、「ペナルティーエリア内で明確な踏みつけ行為があった」と、明らかなPKであると指摘。また元ラ・リーガの名物審判イトゥラルデ・ゴンサレス氏は『アス』に対して、スペイン審判技術委員会(CTA)で定められている通りのPKだったと語っている。

「あれはペナルティーだ。審判の基準を定めているのはCTAで、ペナルティーエリア内でボールを巡って争い、相手の足を踏んだらPKとなる。数時間前、アトレティックも1-0とするゴールで同じようにPKを獲得している」

「このPK判定に意味性がないとは言えない。踏まれたアトレティコの選手はその後、攻撃のフェーズであるにもかかわらずプレーを継続できなかった。ボールはその後もペナルティーエリア内にあって、シメオネのチームがそれを保持していた。当該の選手はあの踏みつけ行為によって、シュートを打てる可能性を奪われてしまったんだ」

イトゥラルデ氏はまた、この試合の24分にMFダニ・セバージョスがMFパブロ・バリオスを倒した場面については、「レッドカードが出されるべきだった」と指摘。その理由については「セバージョスはボールに向かっておらず、相手の選手を明らかに踏みつけようとしていた。あのプレーは退場に値し、VARで確認すべきだった」と説明している。

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