4日のラ・リーガ第34節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウにセルタを迎える。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督には、予想通りその去就に関する質問が集中した。
決勝でバルセロナに敗れ、チャンピオンズリーグに続きコパ・デル・レイのタイトルも逃したレアル・マドリー。アンチェロッティ監督の退任・解任が取り沙汰される状況だが、指揮官本人は何かを明言することを避けている。
ブラジル代表監督就任も噂されるイタリア人指揮官は、ラ・リーガ全日程が終了する5月25日に、自身の去就について何かしらのアナウンスがある可能性を示唆。それと同時に、マドリーで指揮を執り続ける可能性も否定しなかった。
「ブラジル代表の話など、何か明確にできることは? 一つはっきりさせられることがある。それは、私が自分のクラブ、選手たち、そしてファンに大きな愛情を抱えているということだ。私の将来について、25日より前に話すことはないよ」
「私は何も話さないし、何が起こるかすら分からない。しかしマドリーとの別れは、どんな形でもファンタスティックなものになるだろう。マドリーで過ごした6年間、クラブと衝突したことは一度としてないし、最後の日までそれは変わらない」
「最後の日がいつかは、私には分からない。5月25日かもしれないし、2026年、2030年かもしれないね」
「5月25日に起こり得ることについて、私に返答する義務はないんだ」
レアル・マドリーはラ・リーガで、首位バルセロナに勝ち点4差をつけられて2位に位置。クラシコも残っている状況で、逆転優勝の可能性はまだ存在している。
「私たちは今現在のことしか考えていないし、最後までタイトルを争えると思っている。今週は負傷者が続出したが(リュディガー、アラバ、メンディ……)、それでも試合に勝利できると私たちは確信しているよ」
「今季は個人的に難しいものだったか? 個人レベルではノーだが、プロフェッショナルとしては普通より難しいシーズンだ。私たちは昨季をほぼ完璧なシーズンとしたが、今季は困難に出くわすことになった。しかし、今季はあと5試合残っており、どんなことだって起こり得るだろう。起きてはいけないことがあるとすれば、あきらめることにほかならない」
「私たちは残り5試合で全力を尽くす。勝てばこのシーズンは変化し、素晴らしいシーズンとなるんだよ」




