15日のラ・リーガ第28節、レアル・マドリーは敵地ラ・セラミカでのビジャレアル戦に2-1で勝利した。カルロ・アンチェロッティ監督は、今後前試合から72時間の猶予がなければ、マドリーが試合を戦わないことを宣言している。
マドリーはPK戦の末に突破を果たした12日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグ、アトレティコ・マドリー戦から66時間後にこのビジャレアル戦に臨んだ。7分に先制されながらも、FWキリアン・エンバペの2ゴールでスコアをひっくり返し、何とか勝ち点3を獲得している。
ただマドリー側は、前試合から丸3日間の猶予を取らせずに試合を組んだラ・リーガに憤慨している様子で、ビジャレアル戦直前に『レアル・マドリーTV』を通じて「今後72時間の休みがなければ試合は戦わない」との意向を発表。そして試合後には、アンチェロッティ監督も同様の趣旨のコメントをしている。
「このチームは特別なものを持っており、意思の強さと団結力を示してくれた。しかし毎回そうできるわけではないし、彼らのことを思って私が怒ることにしよう」
「私は選手たちに感謝をしている。彼らは1月3日から今日まで、(毎週2試合をこなすという)信じられない努力をしてくれた。そして今日は、前試合から72時間を下回る猶予で試合を戦わなければならなかった」
「私たちは、二度とこういった状況ではプレーしない。私たちは2回にわたって試合時間を変えるように頼んだんだ。何事もなかったわけだが、しかし今回が最後だ」
「私の選手たちを誇りに思うよ。休みの少なさと対戦相手の強さによって、じつに厳しい試合となった。私たちはフィジカル的に耐え続け、最後には空っぽになってしまったが、それは当然のことだと言える。この勝利はレアル・マドリーを、このチームが有するプレー手段の豊富さを物語っていたんだ」




